1年生の講義には村上地域のボランティア活動に参加し、地域に触れるという内容のものがあります。例年は村上大祭のお神輿巡業のお手伝いやトライアスロン大会のボランティア、地域行事への参加やボランティア等、様々なボランティア活動で地域の皆様にお世話になる機会がありますが、今年はコロナウイルスの影響で参加を予定していたイベントがことごとく中止となり、ボランティア活動で地域に出ることがなかなか叶いませんでした。
ボランティアに参加できないため、内容を学内等で実施できるものに変更してきたのですが、10月30日の講義ではこのコロナ禍で村上市、地域の方々から支援をいただいたことに対する恩返しの意味を込めて、「クリーンアップ大作戦」と称し、学生たちは4つのグループに分かれ大学周辺と近くの海岸のゴミ拾いに出かけました。
当日は、冬が近くなってきたと感じるような強い風と雷雨の時もありましたが、この時間帯は雨も上がり、強い風は吹いていましたが学生達とゴミ拾いをすることができました。今年は海開きが無かったため、地元の方々の海岸清掃がなかったようで多くのゴミが落ちていました。ペットボトルや缶はもちろん、海外から流れ着いてきたと思われる外国製表示のもの、通常なら海岸には落ちていないようなものまで、様々なゴミが落ちていました。
ゴミ拾いを終えて大学に戻ってきたところでまた雨が降り出し…といった感じで雨に濡れることもなく、無事初めてのボランティア活動を終了しました。
プラスチックによる環境問題は深刻です。動物たちに与える影響は大きく、ストローが紙製になっている店舗もあり、私たち個人でも環境問題を考える機会が増えつつあります。一緒に海岸のゴミ拾いをしていて、プラスチック・ペットボトル・ビニール等の多さに驚きました。この清掃活動を通して参加した学生たちにも何か感じるものがあれば幸いです。
井上