大学の先生は、学生に講義をします。自分の研究もします。
そして、会議をしたり、出張に出かけたり・・・・でも、時には先生同士の勉強会もします!
その機会が大学内の教員の集まり、「ランチョンセミナー」です。
およそ、月1回のペースで開催され、その月に指名された先生が専門的なお話をされて、他の先生が勉強をする会です。
今日は、今月のランチョンセミナーの様子をリポートします。
といっても、今回の発表者(講師)は私でした。
私は小児科医ですので、私の話は「小児科 最近のトピックから」という題でした。
トピック8つの中から、リクエストのあった「ディベロップメンタルケア」についてと、「新しい創傷治療について」の2つを話しました。
ディベロップメンタルケア・・・すなわち、発達に対するケアということですが、赤ちゃんが小さく、早く生まれてきてしまった場合(低出生体重児、早産児)、その赤ちゃんが、出産予定日だった日を超えるまで、さらに入院している間ずっと、おなかにいるときと、できるだけ同じような環境で育って、早く・小さく生まれてくることによる発達障害や後遺症を最小限に抑えようという取り組みの話。
2つ目の「新しい創傷治療」では、すりむいたり、ちょっと切ったりした時など、軽い皮膚のけがを直すには、「消毒は絶対してはいけません!!」「カット判などのガーゼを当てて乾燥させてはいけません!!」という話。
傷は、①とにかくよく洗う ②閉鎖式(密封式)の絆創膏を使うという2つのポイントさえ押さえれば、今までより早く、きれいに治るよ、というトピックでした。
詳しく知りたいなあと思った人、大学の「小児科学」の講義を受けに来てください。
それが叶わない場合は、出前講義も行っています。いつでもあなたのところへ、出張してお話します。大学の先生の知識も、実践で役に立つものがたくさんありますよ。
小中学校のPTA活動、中学・高校の課外授業、地域の集まりでの講演など、知識をいろいろ活用できるシステムですので、ご興味のある方は、ぜひ、資料請求してください。
資料請求は 出前講義担当 事務局 岩佐まで (メール ; demae@nurac.sakura.ne.jp)
言語聴覚学専攻教員 和田有子