サンタプロジェクト・むらかみ

本学の有志学生が取り組んでいる「サンタプロジェクト・むらかみ」の記事がいわふね新聞社発行の広域新聞サンデーいわふねに掲載されました。

掲載記事の詳細につきましては、【広域新聞サンデーいわふね11月16日号(第642号)】をご覧ください。

 

「サンタプロジェクト・むらかみ」は、クリスマスを病院で過ごすこどもたちを元気付ける為、プロジェクト賛同者に絵本や児童書を購入していただき、それをサンタクロースからの贈り物として病院のこどもたちへ届ける取り組みです。

本学では昨年度、髙橋邦丕教授がこのプロジェクトを学生に紹介し、現在の2・3年生の有志学生が活動を始め、現在に至ります。

 

新潟リハビリテーション大学 事務局

新潟県特別支援学校スポーツ大会 ボランティア体験紹介

9月9日(火)に新潟市東総合スポーツセンターで新潟県特別支援学校スポーツ大会が開催されました。

以下、ボランティアへ参加してくれた4年生有志学生の感想(一部)を紹介させていただきます。

 

先日はスポーツ大会にボランティアとして参加させていただき、ありがとうございました。身体的や認知的に障害を持っていても、最後まで諦めずに競技に取り組んだり、積極的に競技に参加し楽しまれていたりと、1日を通し子供達の元気な姿を見ることができました。子供達の元気な姿を見る中で私も元気をもらうことができました。とても有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました。(S.M.)

今回、初めて障害者スポーツ大会のボランティアに参加させて頂いたが、実際にどんな競技を行っているのか直接観て感じる事ができ、非常に良い経験ができたと感じた。また、競技に懸命に取り組む生徒達の姿を見て、自分自身も頑張らないといけないと感じ、今後の国試勉強に向けての良い刺激になった。(Y.S.)

新潟県特別支援学校のスポーツ大会にボランティアとして参加させていただきました。何かしらの障害を持ちながらも一生懸命競技に取り組む生徒さんたちの姿勢や楽しそうな笑顔は、自分にとってとても良い刺激になりました。今回の貴重な経験をこれからの勉強の励みにし、国家試験合格に向けて日々精進していきたいです。(N.Y.)

子供と関わることが元々好きなので、参加できることはとても楽しみでした。障害を持った子供達と関わることは今まで少なかったのでイメージが湧かなかったのですが実際に関わると、凄く素直で、とても笑顔を見ることが多く、あまり障害を持って生活しているように見えないように思いました。少しでも手伝いができ、それで笑顔見れることができてとても嬉しかったです。(K.M.)

 

社会で生活する人々の支えとなるために、教職員、学生一同、これからも日々精進したいと思います。また他にも多くの地域で学生たちの活躍が見られると思いますので、ぜひご期待ください!!

研究成果を地域に還元します!

本学は新しい大学であり、研究についても新しく始まったものばかりですが、研究成果の社会への還元および地域貢献をめざして、教員は研究者としても日々努力をしています。

今回は、「ソフトスチーム加工を利用した咀嚼・嚥下困難者向け食品の開発」研究について、簡単に紹介します。

この研究は私、山村が、科学研究費補助金研究(課題番号:23500940)として、2011~2013年度までは野菜を対象に実施しました。そして、今年度、さらなる補助金(課題番号:26350107)を獲得することができ、2014~2016年度にかけて、肉を対象に研究を進めていく予定としています。

ソフトスチーム加工は、常圧で40~95℃の湿り飽和空気を利用する、新しい食品加熱技術です。我が国では、この加工を行うことのできる大型の機器の稼働台数は、まだわずかですが、そのうちの一台が、約5年前に本学近郊の高根地区に導入されました。これを機に、高根フロンティアクラブの鈴木信之氏の協力を得ながら研究を開始することになったのです。

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<高根地区に導入されたソフトスチーム機>

ソフトスチーム加工を行った食材の特徴は、第一に「おいしさ」が優れていることです。また、薬品類やつなぎ等が「無添加」でありながら、食べやすく飲み込みやすい物性を付与することができます。さらに調理の自由度の高い「素材」としての提供が可能です。これらの特性は、通常の市販介護食にはないものとして、注目に値します。

野菜の研究の締めくくりとして、今年の2~3月に、本学近郊の施設入所高齢者に対し、開発したソフトスチーム加工ニンジンを昼食時に提供し、食べていただきました。食後に実施したアンケートでは、おおむね良好な評価を得ることができました。

介護老人保健施設(胎内市)での食事の様子.jpg

<介護老人保健施設(胎内市)での食事の様子>

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<特別養護老人ホーム(胎内市)での食事の様子>

以上、野菜で行った2011~2013年度の研究成果は報告書にまとめ、去る4月25日に、研究協力者の藤間紀明助教とともに、村上市役所へ報告に行ってきました。その場では、今後の展開として流通時の課題、販路の開拓等について話し合いを行いました。

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<村上市役所での報告・話し合いの様子>

(中央:副市長 鈴木源左衛門氏、右:農林水産課課長 瀬賀功氏、左:私)

食べやすいソフトスチーム野菜の流通に向けて、そして新たに食べやすい肉の調製に向けて、地域の皆様に研究成果が還元できるよう、これからも頑張っていきます。   (大学院研究科長・教授・研究代表者 山村千絵)