第27回日本腰痛学会最優秀演題賞受賞報告

2019年9月13,14日日の2日間,神戸国際会議場(兵庫県神戸市)で第27回日本腰痛学会が行われ,最優秀演題賞(非医師部門)を受賞いたしました.本学会は,整形外科医や麻酔科医が中心となって構成されいる腰痛関連の国内学会で最も権威ある学会の一つです.

学会プログラムの内容は多岐にわたり,年代でいえば小児から高齢者まで非常に幅広い腰痛疾患をテーマにした内容となっていました.中でも,ラグビーワールドカップが神戸で開催されることもあり,スポーツ障害性腰痛のセッションが用意されていたり,今年,日本で行われた国際腰椎学会(46th The Internal Society for the Study of the Lumbar Spine;ISSLS,京都※こちらも参加してきました.)のハイライトが用意されていたりと,これまでの大会とは異なる魅力あふれたプログラム内容となっていました.

プログラム主題では,大きく9テーマに分かれており,基礎研究から臨床研究まで様々な演題が発表されていました(総演題数は291演題).これまでのプログラム主題では,参加者が整形外科医が中心であることからも,手術療法に関するテーマが多い印象でしたが,近年では運動療法に関するテーマが追加され,その注目度が高くなってきていると感じています.

私が演題発表をさせていただいたのは主題の一つである「慢性腰痛に対する理学療法」でした.この主題について,細かい部分になるかもしれませんが,ものすごい期待と責任が込められていると感じました.運動療法が重要だということはすでに認知されていますが,決して「理学療法」という表現はされていませんでした.しかし,この主題では運動療法ではなく,「理学療法」と表現されているのです.これには,医師の方々が我々理学療法士を認めてくださっただけでなく,さらに科学的で質の高い理学療法を提供してくださいというメッセージが込められているものと感じました.この先の学会でも,この期待度は求めていただけると確信するとともに,さらに良い運動プログラムを考案していけるよう,臨床還元できる,意義ある研究をしていきたいと思います.

最後に,今回のこの受賞をいただくにあたり,ご指導とご協力をいただいたすべての方々に感謝を申し上げます.決して1人では成し得られなかった結果です.今後も腰痛に苦しむ患者様のために,自分なりに考え,できることから少しずつしていきたいと思います.

発表演題:「慢性腰痛を有する高齢脊柱変形患者に対する運動療法効果」

北村拓也,神田賢,佐藤成登志,渡辺慶.

 

新潟リハビリテーション大学

医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

助教 北村拓也

全日本学生なぎなた選手権大会で入賞しました(^^)/

こんにちは!新潟リハビリテーション大学です♪

本学の学生が”第五十八回全日本なぎなた選手権大会”において個人の部三位という輝かしい成績を修めました♪

↓↓↓↓↓本人のコメントです↓↓↓↓↓

去年は2回戦で敗退し、とても悔しい気持ちが大きく、たくさんの稽古を重ね大会に臨みました。大会では、稽古の成果を発揮し勝ち上がり、3位に入賞することができとても嬉しかったです。改めて努力の大切さを感じたので、これからも勉強やなぎなたの活動に努めていきたいと思います。

以上、本人のコメントでした。文武両道を目指して頑張ってもらいたいと思います!!!

 

村上大祭で学生ボランティア!

村上の人々が昔から大切に引き継いでいる文化に一つに「村上大祭」があります。例年7月7日に行われ、今年も学生達がボランティアとして村上大祭に参加しました。
「村上祭の屋台行事」は昨年、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

学生たちは、荒馬14騎と共に屋台を先導する先太鼓と庄内町笠鉾を担当。白装束に身を包み、黒色の烏帽子を被る姿は江戸時代にタイムスリップしたようです。天候に恵まれたのは喜ばしいのですが、この黒い烏帽子が暑そうで…。みんな暑さと日焼けで顔を真っ赤にしながら頑張っていました。

実は途中、学生の姿を見失ってウロウロしていたら、塩町のおばあちゃんが「休んでけ~」と声をかけてくださいました。鮭とばやジュースをご馳走になりながらお話ししていたら、学生の隊が目の前に来て休憩するというミラクル!!

おしゃぎりを引き回す時に謡われる「村上甚句」
子どもたちの笛や太鼓を奏でる姿。
そしてあたたかい地元の方々。
文化がしっかりと継承されているこの地域の力を感じます。

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長谷川千種
(リハビリテーション心理学専攻 助手・学習センター副長)