大学構内の桜は、今年は開花が遅く、今まさに満開~散り始めの見ごろになっています。新入生の皆さんも入学式から2週間が経ち、少しずつ大学生活にも慣れてきた頃ではないでしょうか?しかし、人間関係は、まだ固定していない時期と思われますので、この時期に、できるだけ多くの人とコミュニケーションを取り、円滑な人間関係を築いてもらうようなきっかけ作りの場も必要です。そこで、新入生宿泊研修を企画しました。明日20日から21日にかけて1泊2日の予定で、新潟市のメイワサンピア(複合スポーツ&リゾート施設)において、実施する予定です。オリエンテーション等は、入学式前から実施してきましたが、宿泊研修は初めてです。初の試みが成功するように、学生支援企画委員会にリードしてもらい、詳細な計画を立ててもらいました。この宿泊研修は「基礎ゼミⅠ」という必修科目の一部にも組み込まれていて、高校生活から大学生活への移行において感じるギャップを解決できる初年次教育のガイダンスとしても、有効に機能すると考えます。
この研修では、「新しい仲間とコミュニケーションをとること」「自分の将来を考え大学での学びの目的意識をもつこと」等を目標としています。新入生の皆さんにとっては、入学直後の大きな行事で不安もあるかもしれませんが、あまり緊張せずに多くの同級生や教職員とつながりの輪を広めてください。特に大学時代の同級生は一生の友人になります。研修や話し合いを通して交流を深めてもらえることを期待しています。
また、学生の中には、大学における学びの目的が明確でないまま「なんとなく」大学に来てしまった者もいることでしょう。そのような学生にも、自分の将来を考え大学に通う意味や目標を持ってもらうことは大切です。一泊の生活をともにすることで、これから始まる大学生活への希望と意欲がさらに高まってくれることを願っています。