新潟リハビリテーション大学
 
本学の教育について語ろう!!

本学の教育について語ろう!!

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夏休みの季節となり、通勤で利用しているJRの客層が変わりました。通学する高校生はほとんどいなくなり、通勤客もぐっと少なくなりました。かわりに目立つのが、大きな旅行バッグを抱えた家族連れや大きなスーツケースを引いている若者、合宿や大会等に向かうユニフォーム姿の学生たちなどです。大学も今週から夏休みに入って学生の姿が減り、キャンパス内はめっきり静かになりました。静かな環境を狙って自主学習や国家試験勉強に励む学生たちもいますが、教職員も明日からはお盆休みに入り、大学はしばらくの間、業務を停止いたします。外部からのお問い合わせ等の対応が遅れご迷惑をおかけするかもしれませんが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

さて、昨日は本学のFD委員会主催で、「本学の教育について語ろう!!」というテーマのもと、ほぼ全教職員(教員+事務職員)参加型のワークショップが開催されました。テーマ自体はよくあるものですが、運営の形式にワールドカフェ方式が取り入れられたことは斬新だったのではないでしょうか。

ワールドカフェとは、1995年にアメリカで偶然の機会に始まった話し合いの手法で、「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいている方法だそうです。すなわち、カフェのようにリラックスした雰囲気の中で、テーマに集中した対話を行うというものです。実際の方法は、与えられたテーマについて各テーブルで数人がまず議論し、次にテーブルホスト以外は他のテーブルへ移動し、そこのホストから前の議論のサマリーを聞いてからさらに議論を深め、これを何回か繰り返した後に、各テーブルホストがまとめの報告を全員にするというやり方です。

昨日のワークショップでは、議論の場面では(教職員の自由な発言を引き出すために)学長、事務局長は参加しないようにというFD委員長からの指示があり、私は最後のまとめ発表の部分にだけ参加させていただきました。写真はあるテーブルからの発表が行われている場面です。写真にも少しだけ写っていますが、テーブルにはジュース、お茶、ノンアルコールビールなどの飲み物や、おつまみ類(FD委員長お手製のミニトマトのシロップ漬けや漬けナス、おいしかったです)が、ところせましと並べられ、会場に入った瞬間、熱気と食べ物の匂いで、ここは(カフェならぬ)居酒屋か?と見間違うほどでした。教授会とは違った雰囲気のこんな議論も時にはいいものですね。

若手教員からのアイデアもしっかりと聞きました。また、出てきたアイデアのうちの一部には、すでに当方で秘かに計画を進めているものもあり、皆の考えとわれわれ上層部の考えが同じような方向を向いていることも確認できたような気がします。

先日の村上市との包括連携協定締結の記事が、8月9日付の村上新聞のトップページを飾りました。ネット上で村上新聞Murakami News Onlineでも、一部閲覧できます。また、本学が加盟している高等教育コンソーシアムにいがた(会長 高橋姿新潟大学長)は、昨日(8月10日)、新潟県教育委員会と連携協力に関する協定を締結いたしました。協定の目的は、「相互の教育に係る交流・連携を通じて、大学教育の内容の理解と大学への興味・関心を喚起するとともに、児童生徒自らの進路決定への意識的な取組を促進し、地域における相互の教育活動の更なる活性化を図る」ということです。連携協定のラッシュです。