我が国での理学療法士、作業療法士養成教育は、大学の学部や専門学校等での3~4年制教育となっています。一方、アメリカをはじめとする先進国では、医療の高度化に伴い、リハビリテーション医療技術者養成教育は、大学院での教育へと移行しつつあります。このような先進国の動向から、いずれ我が国でも、大学院での学びが必要となってくることが予想されます。
本学では、そのような未来を見据え、医療学部の各専攻において、医療の高度化と国際化に対応した履修プログラムを平成30年度より提供していきます。履修プログラムは、各自が希望する卒後の進路に合わせて選択できるもので、各専攻2~3つのプログラムを用意します。
たとえば、理学療法学専攻では、スタンダードな「臨床理学療法士育成プログラム」のほか、理学療法士と健康運動実践指導士の両方の受験資格が得られる「健康運動科学プログラム」、大学院進学を視野に入れた「大学院進学プログラム」の3つです。作業療法学専攻では「作業療法スタンダードプログラム」と「大学院チャレンジプログラム」、リハビリテーション心理学専攻では「心理実践プログラム」と「大学院進学プログラム」の2つです。
なお、大学院(進学・チャレンジ)プログラムを選択した学生で、実際に本学大学院に進学した場合は、大学院の学費を大幅に減免する制度を設ける予定にしています。
医療学部のカリキュラムは、「大学院での学び」や「より実践的な臨床」へとつながっていく、魅力あふれるものに変わります!