地域の高齢者の方々を対象に、昨年春から開講している「食べる力をつける教室」は、1年半が経ち4期目に入りました。(1期は、連続する10週間です。)
9月27日は、4期初回の教室日でした。この教室の参加者は、なぜか、いつも女性が多い傾向にあるのですが、今期の参加者の皆さんも全員女性でした。リピーターの方もいらっしゃいます。なかでも、これまで4期開催のうち、3期間参加という、素晴らしい参加実績のある方もいらっしゃいました。うれしい限りです。
初回は、いつもの通り、さまざまな口腔の機能検査を実施しました。最大咬合力(咬む力の強さ)、口臭、口腔内細菌量、口腔粘膜水分量、最長発声時間、舌圧、反復唾液嚥下テスト(唾液をできるだけ早く何回飲み込めるか)、オーラルディアドコキネシス(パ、タ、カの音をできるだけ早く何回発音できるか)、質問紙調査…等です。それから、希望者にはNIRSを使用して咀嚼時の脳血流の変化を見る検査も実施させて頂いていますが、今回は全員が希望されました。
次回来週水曜日には、最大咬合力の測定解析結果を返却して解説をいたします。そして、「咬む力」や「飲み込む力」をつけるトレーニングを開始していきます。
積極的で熱心な皆さんばかりですので、10週間後の機能変化(向上)が楽しみです。