8月30日(水)、新潟市のANAクラウンプラザホテル新潟で開催された「新潟大学創生学部設置記念式典・記念事業」に参加してきました。会場は120名ほどの招待者で埋め尽くされていました。今回招待されたのは、県や市等の自治体関係者、1年次学生の学外研修(フィールドスタディズ)先の関係者、県内の大学学長等、県内の高等学校長等でありました。記念式典は3部構成(①記念式典②記念事業③記念祝賀会)になっていました。
このうち、本ブログでは、印象深かった「記念事業」とりわけその中でも、「学生による学修成果発表」について記述したいと思います。成果発表は代表の4グループが、スライドを用いて約15分ずつ行いました。本学で開講している基礎演習にも通じる部分があり、とても参考になりました。
創生学部では1年次の6~8月までの3ヵ月間(毎週火曜~木曜は学外、月・金曜は学内)、学生はグループごとに連携企業に派遣され、その企業の課題解決にあたるというフィールドスタディズという科目が用意されているそうです。また、同時進行で1年次~2年次の2年間、1・2年生合同のグループで基礎ゼミⅠ・Ⅱが開講されているそうです。基礎ゼミは、5つの与えられた大きなテーマの中から2年間で合計4つのテーマに取り組むということでした。今年度のテーマは①現代の社会問題②科学技術と社会(科学技術の最前線)③地域を捉える~医療と人づくりから~④生命・環境のデザイン⑤教育(中等教育)だそうです。
基礎ゼミⅠの発表として、①20代に向けた省エネ活動推進案の提言 ②親の所得と教育格差、フィールドスタディズの発表として、①株式会社キタックグループ ②株式会社福田組グループのものがありました。どれも1年生とは思えない、しっかりとまとまった、熱意の感じられる発表でした。
本学の基礎演習でも、学生たちが地域に出向き、地域の課題解決に取り組み、それぞれのまとめと発表に向けて準備を進めているところです。発表会で学生たちの成長ぶりを見るのを楽しみにしています。