8月26日(土)のオープンキャンパスでは、大勢の受験生・保護者の皆様に来学いただき、たいへんありがとうございました。同日の特別企画として、国際セラピードッグ協会代表大木トオル氏による「殺処分寸前を救助された犬達の感動の物語 よりそう力 医療・介護で活躍するセラピードッグ」と題した講演会及びセラピードッグ3頭によるデモンストレーションが開催されたので、私も参加してきました。
以前のブログにも記載しましたが、医療系の大学で、アニマルセラピー・動物介在療法を導入している大学は、あまりないのでは…と思います。本学は、医療系の中に、心理学の分野も取り入れていて、とりわけ医療学部のリハビリテーション心理学専攻では、次年度より、正規科目として「アニマルセラピー」を開講する予定になっています。
講演の中では、「セラピードッグは保護施設の捨て犬から根気強く育て上げていくということ。そして生まれ変わった犬たちは、医療・福祉の現場で活躍して高齢者たちの笑顔を取り戻すのに一役買っているということ」など、素晴らしい実話がありました。しかし、保護施設で引き取り手がなかった場合は、厳しい殺処分が待っているとのこと、以前より知っていたことではありますが、現場の様子のスライドが流れたときは、私も思わず涙が止まらなくなりました。
最後は、愛くるしい犬たちによるデモンストレーション。犬たちがヒトに寄り添って歩いてくれる場面を見ることができました。ヒトが、通常の歩行速度だけでなく走ったり逆にゆっくり歩いたりしても、しっかりと歩みを合わせてくれる犬たち、杖をついて体を揺らしながら歩く方や車いすに乗った方を想定した場面でも、犬たちはきちんと対応してくれました。
そして、会の最後は、廊下で犬たちがお見送りをしてくれました(写真)。最初から最後まで、とても感動した会でした!
保護施設の犬たちの殺処分が少しでも減り、また、セラピードッグたちが医療・福祉・教育をはじめとする様々な分野で、もっともっと活躍できる日を心待ちにしています。