平成29年4月20日(木)、東京ガーデンパレスで開催された公益社団法人私学経営研究会の4月定例セミナー「管理職に求められる能力と役割」に参加してきました。ここのところ東京行きが頻繁にあり、今週だけでも2回目となりました。
今回のテーマに掲げられた「管理職」は、主に「大学事務職員」を対象とする内容のものでありましたが、教職協働(教員と職員とが目標を共有しつつ協働して業務を遂行すること)の時代にあり、お互いの能力や特質をよく知り、活かしつつ高めあうという意味でも、参考になりました。折しも、SD(大学職員の職能開発)が今月から義務化されたこともあり、タイミングの良い話題でした。
大学の管理運営について、これまで事務職員に期待されていた内容は、「理事長や学長の意思決定を補佐する」という補助的な役割でしたが、最近は「経営に参画する」というように、より直接的に関わることが求められるようになってきています。また、従来は、教員と事務職員を区別して、それぞれの役割分担や連携の必要性に関して論じられる場合が多くありましたが、最近では、教員と職員の区別のない専門的役割を果たす多様なスタッフの活躍が期待されるようになってきています。そのような背景のもと、本セミナーを拝聴させていただき、たいへん勉強になりました。