新潟リハビリテーション大学
 
教育目標の一部リニューアル

教育目標の一部リニューアル

教育目標(育成する人材に係る方針)について、2024年度に見直しを行い、2025年度から一部リニューアルしました。

見直しにあたって、様々なステークホルダー(利害関係者)から意見聴取を行いました。人材像検討の場では、教育理念を重視することの大切さも確認し「崇高な倫理観」や「使命感」という、人材育成に係るキーワードも意識しながら、基礎ゼミ(授業科目)や地域活動、臨床実習の場等も含めて、そのような素養をいっそう涵養させていくことが必要であるとの結論に達しました。

2025年度からの育成する人材に係る方針は

(1)崇高な倫理観と医療従事者としての使命感を常に有し、主体的に行動できる人材の育成

(2)豊かな人間性と広い見識・教養・技術を有し、地域社会に貢献できる人材の育成

(3)多様な者と協働し、専門性を発揮しながら国際社会に貢献できる人材の育成

となりました(2024年度までの教育目標からリニューアルした部分にアンダーラインを付してあります)。

 

当地域は急速に少子高齢化が進んでいます。リハビリテーションを含めた医療福祉分野における体制の維持・向上に関する需要は大きく「地域社会に貢献できる人材」を多く輩出することで、住民の健康増進及び当地の活性化にも繋がります。また医療体制が日本と異なる国から留学生を受け入れ、知識や技術を身に付けて帰国し、新たな視点で、母国で活動することは「国際社会に貢献できる人材の育成」に繋がります。

倫理観や使命感を養うには低学年時から多様な者、他専攻、他学年と交流する機会が多くあると良いという学生の意見が多くありました。これを踏まえて、多様な入学者を受け入れ、専攻の垣根を超えたゼミ活動の工夫やサークル活動の活発化などを進めていきます。また、今年度からの教育プログラム(柔軟な転専攻制度)では、低学年時の専門科目の多くが、専攻共通で履修できるようになることから、有効な方策として機能していくと考えます。

地域に貢献するべく、本地域での就職者を増やすためには、近隣地域からの入学者を増やして地元に就職してもらうことも一つの方策になると考えます。日本人18歳人口の入学者自体が減少していますが、高大連携校(近隣5校含む)等との協力関係を深めて対象者増を目指していきます。今後、増えてくる予定の留学生が、日本で就職を希望する場合も想定され、そうした外国人人材の活用も有効と考えられます。

本学は中国にある複数の教育機関と提携を結んでいますが、これまでは主に留学生は大学院で受け入れてきました。今後は学部でも受け入れを増やしていく予定で、中国の高校2校と高大連携協定を結びました。日本語学校の強力なサポートも得られています。