新潟リハビリテーション大学
 
2023年 年頭のご挨拶

2023年 年頭のご挨拶

謹賀新年

皆様におかれましては、お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。2023年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

私は,このたび,学長として8回目のお正月を迎えることができました。これもひとえに,皆様のご理解とご協力によるものであります。この場を借りて,改めて皆様に、心よりお礼申し上げます。

当地はクリスマス寒波が通り過ぎた後、好天に恵まれて雪解けも進み、穏やかな卯年を迎えることができました。新年の晴れやかな気持ちのなかで、皆様と共に希望に満ちた未来を共有していきたいと思います。

未来に向かって、社会は急速に変化を続けています。それとともに、大学に対する期待はますます大きくなってきています。本学は、引き続き社会の転換を見据えた教育研究を進め,これからの社会に求められる人材の育成に努めてまいります。

新型コロナウイルスとの共存も続くと思われますが、本学への期待に応えるためには、コロナ対策をしっかりと継続しつつ、理念として掲げる「人の心の杖であれ」を基盤として、時代に立ち向かい、変革に耐える力を身につけ、自ら考えて行動できる人材を育成することが、重要な責務であると考えています。広い心や思いやりの気持ちを備えることはもちろん、多様性や個性、様々な価値観も尊重していくことのできる人材育成が大切です。本学としてこの役割をしっかり果たしていけるよう、努力していきたいと思います。

新しい未来に向かって、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した教育も重要な視点の一つとなります。本学は「データサイエンスセンター」を中心に、Society5.0の時代に対応できる教育も進めています。DXが進展する未来を生きる基盤を養う「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」も、全学部生を対象とし開講中であり、昨年は文科省よりリテラシーレベルの認定を受けました。

施設設備の面で昨年を振り返ってみますと,国際教育研究棟が早春に完成し,3月に竣工式典を挙行し、4月より供用を開始することができました。ご尽力いただいた関係各位に改めて感謝申し上げます。なお、新校舎は2階部分の整備が遅れておりましたが、新年度4月からは快適に使用できるよう、目下、準備を進めています。

さて、ここ数年のコロナ禍での対応を通して、本学では、リモート授業や教職員の在宅勤務を柔軟に取り入れる仕組みを構築して参りました。この体制は、悪天候時の対応にも臨機応変に活用できており、休校せずに授業を継続するための新たな手段となりつつあります。これは、働き方改革の推進にも繋がっていると思います。

今後もひとり一人を尊重し、各々が十分に活躍できる柔軟かつ強靭な組織づくりを目指していきます。

最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ,新年の挨拶とさせていただきます。

2023年1月1日 新潟リハビリテーション大学 学長 山村千絵