おととい(2月28日)の日曜日は、岩船まちづくり協議会主催で、本学ほか6組織協力、大洋酒造と宮尾酒造協賛のもと、第3回酒の肴グランプリin岩船が、岩船地域コミュニティーセンターいわくす会館において開催されました。本会の目的は、岩船地域(本学のある地域)の水産物、農産物および特産品をPRし、消費の拡大や岩船地域全体のPRに繋げることであり、村上の地酒(〆張鶴、大洋盛)に合う岩船の食材を使った「酒の肴」のグランプリを決めるものだそうです。
私はこの会に特別審査員として招かれ、岩船のおいしい食材が食べられるということで、楽しみに参加させていただきました。あらかじめ決められた審査の基準は1,岩船の食材をうまく使用している。2,誰でも手軽に作れる。3,見た目、香りの良さ。4,PRの内容。ということでした。
お酒を味わう会でもあるので、参加資格は20歳以上に限定され、本学からは理学療法学専攻の1チームと作業療法学専攻の1チームが出場しました。理学の学生は「健康寿命をのばしたい隊」というチーム名で「鮭のきわみお塩」という酒の肴を、作業の学生は「リハ大作業療法を学ぶ者たち」というチーム名で「安心してください、鮭の生ハム巻いてますよ!」という酒の肴を出品しました。若者らしく、作品のネーミングに流行の言葉を取り入れて工夫している様子が見られました。作品を説明するPR(プレゼン)の時間も設けられ、本学チームは味覚に関する生理学的な知識なども織り交ぜた学生らしいプレゼンや、岩船の食材を使ったことを何度も強調する個性的なプレゼンなどを行い、説得力もあり素晴らしかったです。出品したのは本学の2チーム以外に、地域の団体等から4チームがありました。一般審査員(試食&審査)には、新潟市や新発田市など村上市以外からも応募があったそうで、会場は大賑わいでした。
どれもこれもおいしくて、甲乙つけがたいというのが本音でしたが、一般審査員を含む全審査員の投票で順位が決まり、特別審査員の協議により審査員特別賞が決まりました。グランプリ作品は、(株)ツガイ久 菅原商店さんの「都岐沙羅の恵み」で、岩もずく、あわび、鮭のはらこ、南蛮エビなどの高級食材を使った完成度の高いものでした。そして準グランプリは理学療法の学生が出品した「鮭のきわみお塩 」、審査員特別賞は作業療法の学生が出品した「安心してください、鮭の生ハム巻いてますよ!」に決まり、表彰式において表彰状と副賞が授与されました。本学の学生の作品は、いずれもシンプルな材料を使ったシンプルな調理法で作ったもので、気軽につまめて重くないところが好評でした。写真は準グランプリの表彰の模様です。
さて、先日、国家試験受験に向かって出発した学生に手渡した「合格祈願の飴のパッケージの紙」をうまく活用して、お礼のメッセージ入りの折り鶴をつくって学長室の入り口の端っこにさりげなく飾っておいてくれた学生がいます。本学には、こんな気の利いた心遣いができる学生もいるのです!私は、その折り鶴を、学長室入口サインの目立つところに飾りなおしました。