平成31年度より、大学院のカリキュラムを新しくすべく、準備を進めています。変更の要点は次の通りです。
1,留学生、社会人、学部新卒者といった、大学院入学前の学修背景や実務経験等が異なる多様な学生たちのいずれもが、各自の興味がある分野を中心に学ぶことができるよう、柔軟なカリキュラムに変更します。具体的には、必修科目を減らし選択科目を増やすとともに、選択科目においては「どのような学生向けの授業であるか」について、シラバス等に明示する予定にしています。
2,心の健康科学コースにおいて、公認心理師国家試験受験資格を満たすために、大学院で修得すべき科目を整備します。なお、同コースでは、国家資格取得を目指さずに、心理学の学びを深めたい方向けのカリキュラムも用意しています。
3,言語聴覚障害コースにおいて、大学院修了要件と言語聴覚士国家試験受験資格要件を分離することにより、カリキュラムをスリム化(多くの科目を必修科目から選択科目に変更)します。同コースでも大学院の修了要件単位数は、他のコースと同様に30単位以上と、今年度より少なくなります。
大学院入学を考えていらっしゃる方で、具体的な新しいカリキュラムの予定を知りたい方は、本学大学院学務委員会までお問い合わせください。
さて、昨日は学部のリハビリテーション心理学専攻1年生向けの講義「人体の構造と機能及び疾病Ⅰ」の中で、目の構造を説明する場面があり、中膜(ぶどう膜)を理解してもらうために、ぶどうの実を各学生にひとつずつ配り、観察させ、その後食べてもらいました。私の講義では、このように、さまざまな小道具が登場します。今日の摂食嚥下障害学概論の講義でも秘密兵器が登場する予定です。