私立大学協会の2つの協議会に出席してきました

平年より遅い初雪が降りました。それまで、この季節にしては比較的暖かく穏やかな日々が続いていましたが、先週の終わり頃から強風が吹き荒れ気温も急降下し、そして、ついに本格的な冬が到来しました。

街を歩けばクリスマスとお正月の支度が同時進行しています。学内でも先月からクリスマスツリーが飾り付けられていますが、学長室の味気ないドアにも、某職員がクリスマスの文字飾り(TとMは2頭のクマさんが兼ねているのでしょうか?)をつけてくれました(写真)。ゆらゆら揺れる飾りは、朝出勤すると、結構な頻度でいくつかの文字がひっくり返っています。(飾りの前を通るときに起こる風の仕業か、それとも誰かがひっくり返しているのでしょうか?)

今年も残り少なくなり慌ただしい日々となっていますが、日本私立大学協会の2つの協議会が、アルカディア市ヶ谷を会場として続けてあり、出席してきました。

11月28日は、平成30年度(通算第49回)教育学術充実協議会。委員は登録制で、第1部教育充実部会と第2部学術研究充実部会からなり、本学では両者とも、学長が登録委員となっています。我が国の高等教育の将来像を巡る議論が活発化していることを踏まえ、メインテーマは「高等教育の将来像を考える」に据えられました。中央教育審議会で審議され11月26日に答申が出たばかりの「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」を軸に、中期的な視点に立った「2030年における高等教育の在り方」、「私立大学が考える高等教育のグランドデザイン」の三つの視点から、今後の我が国における高等教育の将来像と私立大学における教育研究と経営の在り方について、講演があり協議を行いました。

続く11月30日は、第64回関東地区連絡協議会。本協会は地区ごとに7つの支部に分かれていますが、本学は関東地区の所属になっています。連絡協議では、①私立大学に対する今後の国の財政支出の在り方および税制問題について(平成31年度私立大学関係政府予算概算要求関連)②当面する私学振興上の重要問題について等の情報提供があり協議を行いました。本協議会でも、議論の背景の中心は「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」でした。

12月10日の教授会(本学では教授以外の職位も含め全教員が参加する、月1回の会議)では、上述した2つの協議会での議論も要約して報告する予定にしています。

作業療法学専攻のプロモーション動画をご覧ください

平成30年度新潟県大学魅力向上支援事業において、本学が申請した課題「村上地域の伝統産業と食産業を活用した実践型教育プログラムの試み」が採択されたことは、以前のブログでも記載いたしました。その一環として、本学医療学部作業療法学専攻では、地元村上の酒蔵である大洋酒造様との連携により「作業活動分析と作業環境の改善」と題した活動を、村上高等職業訓練校様との連携により「村上木彫堆朱の作業療法における木彫の手法への応用」と題した活動を実施いたしました。

それら一連の活動を動画に記録し、You Tubeにアップしていますので、ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=o6G9PwEPMfQ

また、同事業における、もうひとつの取り組みとして、「認知症カフェでの回想法による認知機能の向上」と題した活動を、今週末の8日(土)に実施いたします。もう少し具体的に言うと、本学が毎月1回、定期的に開催している認知症カフェへの参加者と本学の学生がいっしょに、甘酒製造者(前出の大洋酒造様)から甘酒に関する講話を聞き、甘酒を飲み、その前後でどのような感情や認知機能の変化があるのかを語り合い、認知機能の変化について調査していきます(回想法)。当日は雪の予報で悪天候が予想されますが、参加される方はお気を付けてお越しください。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

なお、認知症カフェという名称ではありますが、認知症の当事者の方々や、ご家族・関係者の方々のみならず、一般の方々にも認知症の予防のためにということで、ご参加いただいています。お気軽にどうぞ。

院生の研究計画書等の審査が終わりました

これから修士研究を始めようとする大学院1年生の研究計画書・倫理審査申請書等の審査期間が終わりました。本大学院では、専任教員全員で全大学院生の書類を審査するシステムをとっています。審査する教員にとって、自分の専門分野ではないテーマの書類まで審査するのは勉強が必要で大変ですが、違った新しい視点からコメントを付与することもできるため、大学院生にとっては有意義と思います。この週末にかけて、研究科長でもある私は、各教員から届いた審査結果やコメントの取りまとめ作業を終えました。また、倫理審査申請書については、倫理委員会より最終判定を行ってもらいました。そして、すべての作業が完了したので、対象院生の指導教員に一括して審査結果とコメントをお伝えしました。

中には、すばらしく完成度の高い計画もありました(私個人の感想です)。一方、何名かの院生には、研究実施に向けてのいくつかの条件等が付与されました。とはいうものの、決定的な不備が見られた計画はありませんでしたので、全員が研究を開始できる状態になりました。これから研究を完成させて修士論文にまとめ上げるまで、時間はあまりありません。社会人院生にとっては、とりわけ研究時間の確保に苦労すると思いますが、短期集中で良い結果を出してくれることを期待しています。実際に、昨春の修了生の研究も、高いレベルの物が多かったと思います。

高等教育コンソーシアムにいがた秋の理事会に出席してきました

11月20日、雨や霰が激しく降りしきる中、高等教育コンソーシアムにいがたの秋の理事会・懇親会会場となった(新潟市)ホテルイタリア軒へと向かいました。今回の当番校は新潟医療福祉大学さん。これまで私が夏・秋と6回の会合を経験してきた(理事会は大学の会議室で、懇親会は学食でというパターンがほとんど)中で、はじめてホテルでの開催となりました。交通の便に対する配慮で選ばれた会場とのことでした。

コンソーシアムの理事会は新潟県内のすべての大学・大学院大学・短大の学長、高等専門学校の校長等で構成されている、実質上、県内の学長会議に相当します。当番校は持ち回り制で、本学は来年度と再来年度の副会長校、来年度の秋の理事会当番校に決まっています。当番校となった大学の学長は、議事終了後の意見交換会において、皆で議論をするもとになる話題を提供し、その場の司会進行役を務めることになっています。理事会では、これまで、審議事項や報告事項はもとより、意見交換に多くの時間が費やされてきています。そんな中、今年のテーマは来年度まで継続審議となったため、その内容について、さらに詳細に調査しておくようにと、次期当番校に宿題が課せられたのでした。

理事会後の懇親会場を見渡すと(写真)、女性の参加者は私一人だけでした。

姉妹校の「ともしびの灯」をお祝いしてきました

本学と同一法人の姉妹校である新潟看護医療専門学校(新潟校、村上校)では、「戴帽式」に変わる儀式として、毎年、秋が深まったこの時期に「ともしびの灯」を行っています。先日、本学に近接する村上校で「ともしびの灯」が行われましたので、お祝いに行ってきました。

最初に、臨地実習に初めて臨む学生たちが、これから看護師として歩んでいく決意を胸に、2人ずつ整然とナイチンゲール像の前まで進み、「ともしびの灯」を持ちながら「自らが目指す看護師」の目標をひとりずつ唱え誓いました。入学してからまだ半年しか経っていない学生たちが、これほど美しい姿勢・ふるまいで、かつ、キビキビと行動できることに、いつもながらに感動いたしました。大学との合同入学式のときに見た彼女ら彼らの姿からは格段に成長し、皆、看護師の顔になっていました。教育の力はすごい!

その後、学生たち全員で「ナイチンゲール誓詩」を唱和しました(写真)。「ナイチンゲール誓詞」は、看護師や医師としての倫理を己れに誓うものであります。医学の発展や看護概念の変化などに伴って、少し引っかかる部分もあるかもしれませんが、その本質を見れば、今でも医療に携わる者にとって、基本かつ重要な事柄を突いているのではないでしょうか。患者さまに接するにあたって、力の限り誠意を尽くすことは医の倫理や看護の原点であるとも言えましょう。

「ともしびの灯」は、短い時間でありながらも内容が濃縮された格調高い儀式であります。

学部3,4年生たちの今は…

学部4年生は、どの専攻の学生も臨床実習先から戻ってきて、本格的に国家試験勉強に取り組んでいます。

かわって、この時期は3年生が臨床実習のまっただ中です。外の病院等で、当該施設の指導者の指導を受けながら、実際の生きた現場に入っていく、臨床実習期間は学生にとっては、とても緊張感を伴いプレッシャーのかかる時期です。とりわけ3年生は、2年生までの臨床実習から格段にグレードアップし期間も長くなるはじめての実習であるため、なおさら大変です。教員も実習施設に赴いて学生の様子や実習の進捗を確認し、指導者と個々の学生に適した指導体制について協議をしたりしています。

3,4年の臨床実習を乗り越えた学生たちは、一回りも二回りも強くなって成長した姿を見せてくれます。一方で大変さに押しつぶされそうになる学生もいます。ご家庭の保護者の方々におかれましても、そんなプレッシャーがかかっている学生たちの様子を、いつも以上に気にかけていただけましたら幸いです。

私は先日、2日間にわたり、言語聴覚学専攻の学生に国家試験対策の講義を数コマ行いました。「先生の講義はわかりやすい」、「ちゃんと対策の講義になっている」と言ってくれる学生の言葉がとても励みになります。過去問を借用しながら、ちょっとした工夫を施した講義を、もう数年間続けており、学生には好評のようです。今年は何人かの学生に個別指導もねだられて行いました。私は言語聴覚士ではないので、教えられる領域は限られてしまうのですが、国家試験合格に繋がる点数アップを助けるために、今後も役立つことができたらと思っています。

さて、私が住んでいる、新潟市中心部のランドマークであった「レインボータワー」の解体作業が進んでいます。長年慣れ親しみ眺めてきたものが無くなるのは、とても寂しいことです。ここのところ毎日、タワーが数メートルずつ切り取られて、どんどん短くなっていっています(写真)。この日も多くの見物客が、切り取り作業の様子を見守っていました。

申請した補助金のヒアリング審査に行ってきました

先週のことになりますが、7月に申請書類一式を提出した補助金のヒアリング審査のため、職員3名とともに、千代田区にある日本私立学校振興・共済事業団本部まで行ってきました。これまで、現在の大学の前身である大学院大学の設置準備の段階から、何度も文科省やら認証評価機関やらの面接調査や実地調査に臨んできました。しかし、いまだに始まる前は何を聞かれるのかとドキドキ状態で、始まってしまうと早く終わってくれないかと思ってしまうのです。

今回は申請書類準備にも面接対策にも十分な時間を割くことができなかったのですが、主張すべき事は主張できたのではないかと自己評価しています。大学運営に関して、審査員の方々からはいろいろとアドバイスをいただくとともに、いくつかの取り組みについては良い評価をいただくこともできました。書類作成から面接対応まで、学長がすべてに直接に関わることで、スピード感を持った改革を進めることができると思っています。

ヒアリングが終わった後はスッキリとし、心地よい疲労感から、甘い物を求めて近くの有名な甘味処に立ち寄りました。人気店とのことで混雑していましたが、少し待ったかいもあり、見た目も味も上品な抹茶ババロア(写真)を、おいしくいただくことができました。

食べる力をつける教室でソフトスチーム食材の試食を行いました

食べる力をつける教室は、現在6期目を開催中で、全10回のうち7回目まで終わりました。今期は、市の北部地域からはるばると、奥様が自家用車を運転して熱心に(遅刻・欠席なく)通ってくる、仲の良いご夫婦がいらっしゃいます。先週10月31日(水)の第6回目は、高齢者の食事・栄養と歯の話をしたついでに、高齢者向けソフトスチーム食材として試作中の、「エビと鮭」の試食をしていただきました(写真)。いつものトレーニングの時間よりも、お二人とも真剣な顔つきで食べていらっしゃったのが、とても印象的でした。当日はハロウインの日でしたので、教室でもお菓子をお裾分けしました。

ハロウインの日、学生向けにはかなり多くのお菓子を用意し、非常勤講師の先生から頂いた高級なお菓子も合わせて、学長室前で配ったのですが、あっという間になくなってしまいました。前日から予告の掲示をしておいたので、配布時刻になったとたんに、ダッシュでやってきた女子学生もいました。その時点ではまだ、ゆっくりと品定めをする余裕もありました。

それから、31日の夕方には、中国の提携校から6名の留学生がやってきました。皆、元気いっぱいに日本語で挨拶と自己紹介をしてくれました。彼ら用に1個ずつ残しておいたハロウインのお菓子を渡しました。中国でも似たような行事があるとのことでした。彼らはシェアハウスで生活しながら本学の学部で科目履修をした後、大学院を目指す予定になっています。

村上市と本学との連携協議会(第4回)を開催しました

先週10月30日(火)のことになりますが、例年同様に村上市役所様の会議室を会場としてお借りし、「村上市と新潟リハビリテーション大学との第4回連携協議会」を開催いたしました。当日の出席者は、市側からは副市長さんをはじめ12名、本学側からは9名でした。

2015年の7月に村上市様とは包括連携協定を締結させていただきましたが、その協定書の第3条に、「連携・協力分野の円滑な推進を図るために、両者の間で連携協議会を設置する」と記載があります。そして、連携協議会の会合は、別に定めた規程の条文に基づき、年1回以上、定期的に開催することになっており、これまでの連携協議会は、2015年度(2016年1月)、2016年度(2016年10月)、2017年度(2017年9月)に1回ずつ開催しています。

当日の会の司会進行は、本学の地域・産学連携推進室長が担当し、最初に私と副市長さんの挨拶の後、双方の出席者の自己紹介を行い、次に本学の地域連携推進室主任より本学の現状(入学者数、入学者の出身地、卒業生の就職先等)および、本年度これまでに実施してきた、さまざまな地域連携活動を紹介させていただきました。

あらかじめ設けた協議事項は6つ、その後に、議案になかった他のことについても協議いたしました。会の時間はあっという間に進み、十分な協議ができなかった項目もありました。しかし、今年度のトピックスとして、協議事項5の「村上市スケートパークについて」や協議事項6の「村上総合病院移転後跡地利用について」では、市側から最新の情報を教えていただくことができ、とりわけ本学にとっては有意義な時間となりました。

また、最近は大規模な自然災害が多いこと、本学も協力を予定していた8月の「新潟県・村上市総合防災訓練」が悪天候のために中止になったこと、等を絡め、今後は防災面での連携も強化していくことについて、確認いたしました。

仙台で開催された私大協総会に出席してきました

仙台の街は、新潟のような日本海側の街とは違った雰囲気が感じられました。澄み渡る秋晴れの一日に訪れたため、なおさらそのように感じたのかも知れません。10月26日(金)、ホテルメトロポリタン仙台で開催された「日本私立大学協会第149回総会(平成30年度秋季)」に出席してきました。秋季総会は7つに分かれた支部(地区ブロック)が7年ごとに輪番で開催しているもので、今年度は、東北支部が当番に当たっていました。7年前の東北支部担当時(本学は当時未加盟)は、東日本大震災から半年後の時期だったそうで、仙台ではなく青森で開催されたとの振り返り報告がありました。

会議では、議案に入る前に、いつも通り、文部科学省高等教育局私学部の担当者様による基調講演「我が国における私学の展望と諸課題」がありました。講演の冒頭では、文科省の一連の不祥事に関わる謝罪のお言葉もいただきました。講演は短く限られた時間の中で、重要事項を中心に、わかりやすく伝えていただきました。その後、協議事項、報告事項、決議事項と続きました。

秋季総会では、毎回、担当支部が工夫を凝らして選んだ記念品が配られます。地元の(隠れた?)名品が選ばれるのが恒例となっていて、事前に予測がつかない包装を開けてビックリするようなものばかりで、私の秘かな楽しみにもなっています。今回は石巻市雄勝町の伝統的工芸品である雄勝硯(のコースター2枚組み)でした。雄勝の硯産業は、(墨汁の普及や文房具の変化に伴い)昭和の後半から産業が衰退しはじめ、東日本大震災で壊滅的な打撃を受けたそうです。復興プロジェクトの一環として、新しい硯(書道)文化を創造している最中とのこと。コースターへの応用は斬新なアイディアと思いました。硯のコースターは漆黒色でずしりと重く、一般のコースターにはない重厚感を感じられます。大学の来客用茶器のひとつに加えさせていただきます。