車椅子バスケの実技演習

本日、1年生対象に保健体育の講義で車椅子バスケの実技が行われました。

それに伴い、車椅子バスケ選手の新潟WBC所属2名を講師として特別講義を行っていただきました。

車椅子バスケの実践に入る前に、一般の車椅子と競技用車椅子の形や性能の違い・車椅子の乗り降り動作等を教えていただきました。また、床で移動するときにお尻を上げる理由や車いすの動作等の動画を使い分かりやすく教えて頂きました。ちなみに、お尻を浮かせて移動する理由は褥瘡予防や床擦れという皮膚へのダメージを軽減するために行っている動作だそうです。その後、車椅子バスケのルール説明が行われました。出場選手には点数がつけられており、点数は運動範囲の広さや障害の程度を評価し分けられます。選手には1.0点~4.5点までの点数がつけられており、車椅子バスケのコート上には5名の合計得点が14点以内に編成することが決められているそうです。

 

車椅子バスケの体験では、車椅子に乗ったままのシュートやドリブルシュート等の体験をしていました。座ったままのシュートはゴールまで届かないようでかなり苦戦していました。学生同士での車椅子バスケの試合を行ったところ、なかなかシュートが決まらない展開が続き、シュートが決まりそうになると歓声が上がるなど白熱した試合が行われていました。最後の試合ではエキシビジョンマッチを行い、学生10人チームと講師2人とゼミボランティア1人の3人チームで試合を行いました。試合結果は講師チームの圧勝でしたが、学生たちは身近でプロの技術を見ることで驚きや凄さを実際に感じられるいい機会になったのではないのでしょうか。

 

医療系の勉強をしている学生にとっては、車椅子との関わり合いなどを学ぶことで非常に大きな刺激になったと思います。
学生の皆さんは将来、車椅子走行を教える立場になるので、現場に出て指導する際に教えやすいように注意点などを実技で教えていただきました。今回、講師の方々が伝えたかったことを少しでも学生たちが理解して、今後動作の基礎となるように生かしてもらえたらと思います。
今回講師をして頂いた、新潟WBC キャプテン松永 哲一さん 副キャプテン小野塚 恵さんありがとうございました。5月17日の講義もよろしくお願いいたします。

 

学生からのコメント
・今回ゼミの一環で参加させてもらって、脊髄損傷の方と実際に話す機会が出来て非常にためになりました。講義などではイメージしにくいことが有ったので、実際にどこまで動けるのかを見て知ることができ、実践ならではの知識を付けることができました。今後もこのような体験を積極的に参加していきたいです。
理学療法学専攻4年生

・実際に車椅子バスケをしている姿を初めて見ることができました。自分たちのスピードやテクニックが選手たちとの違いを実際に試合で見て感じることが出来ました。自身の車イス生活ということに対して前向きに行動していることやバスケのプレーもかっこよかったです。
作業療法学専攻1年生

・今回初めて車椅子バスケを体験して、本当に楽しかったです。初めは、車椅子を動かすのがやっとで後ろ向きに走行したり、スピンしたりと大変でした。さらにボールを使うことで車椅子の運転技術とボールをコントロールすることが難しかったです。実際に試合形式でする車椅子バスケは難しかったけど、体験しているうちに楽しさに変わっていき、もっと車椅子バスケをやってみたいと思いました。
理学療法学専攻1年生

 

 

 

 

 

春のオープンキャンパスを開催しました!!

ゴールデンウィーク初日の29日、今年度初の『春のオープンキャンパス』を開催しました!!
イベントでは多くのボランティア学生と、教職員、参加者のみなさんと楽しい一日を過ごすことができました。
ご参加いただいた高校生、保護者の皆様、どうもありがとうございました。

大学紹介・入試説明の後は3グループにわかれ、専攻別の体験を行いました。どの専攻も在学生が高校生をリードし、分かり易く専攻や体験の説明をしていました。

<理学療法学専攻>
 

<作業療法学専攻>
 

<リハビリテーション心理学専攻>
 

またスペシャルプログラムとして『在学生トークショー』を行いました!!

トークショーに参加した学生の日常生活や、大学の雰囲気、オープンキャンパスに来ただけでは分からない、大学の魅力などを語ってもらいました。参加者のみなさんからも時折笑顔がこぼれ、在学生、大学の雰囲気を感じ取ってもらえたと思います。

本学のオープンキャンパスは6月、7月、8月と開催します。実際に足を運んでいただき、小さい大学ならではの温かい雰囲気を体験しにきてください!!

作業療法学専攻 講義紹介 

4月27日(木)作業療法学専攻3年生による発表形式の講義が行われました。

今回は「発達障害領域の作業療法を支える知識の統合」についてのポスター発表です。
学生達で理解した内容をポスターや資料等にまとめ発表しており、発表時間は7分間で行われました。
その後、各自投票を行い優秀デザイン賞・特別賞の2つの賞を決めるそうです。

発表資料は約1週間で制作し、当日の発表では資料等の配布物・ポスターをもとに説明していました。全体的に少ない時間の中での制作でしたが、情報の整理もできており、分かりやすい発表の印象を受けました。今回の発表に達成感を感じた人、感じることができなかった人それぞれいるようです。達成感を感じることができなかった人は「次に頑張ろう」と思うだけではなく、自分がなぜできなかったかの理由もしっかり考えてほしいと思います。発表では何を伝えたいかなどを整理し、考えることで今後の発表に繋がると思います。

 

 

 

将来、作業療法士・理学療法士として働くには研究が必要になってきます。
今回の講義では将来を想定し、研究した内容をまとめ、発表を体験することで、今後の先取りをすることが出来ましたね。
学生時代にテンプレート等を作ることで、そのデータをもとに研究等で工夫する点や注意する点などが将来の発表に活用できると思います。今回の発表では、自分たちの調べたことを伝える難しさを知ったのではないでしょうか。今まで学んできた知識を組み立てたり活用したりすることで、一人ひとりが専門的な考え方に変わってくると思います。

 

 

今回の授業を担当した田中善信先生の話では、「発表を通じてマニュアルから情報を組みとる技術・相手に分かりやすく伝える技術を学んで行ってほしい」と話していました。発表に慣れていない学生も多々いたので、そこの改善が今後の目標になってくると思います。実践的な体験を講義で行い質問や意見等、聞いて今度の改善点も見えてくるとも話していました。
今後の講義では撮影等を行い、デバイスを使った講義内容にしていきたいそうです。