村上の人々が昔から大切に引き継いでいる文化に一つに「村上大祭」があります。例年7月7日に行われ、今年も学生達がボランティアとして村上大祭に参加しました。
「村上祭の屋台行事」は昨年、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
学生たちは、荒馬14騎と共に屋台を先導する先太鼓と庄内町笠鉾を担当。白装束に身を包み、黒色の烏帽子を被る姿は江戸時代にタイムスリップしたようです。天候に恵まれたのは喜ばしいのですが、この黒い烏帽子が暑そうで…。みんな暑さと日焼けで顔を真っ赤にしながら頑張っていました。
実は途中、学生の姿を見失ってウロウロしていたら、塩町のおばあちゃんが「休んでけ~」と声をかけてくださいました。鮭とばやジュースをご馳走になりながらお話ししていたら、学生の隊が目の前に来て休憩するというミラクル!!
おしゃぎりを引き回す時に謡われる「村上甚句」
子どもたちの笛や太鼓を奏でる姿。
そしてあたたかい地元の方々。
文化がしっかりと継承されているこの地域の力を感じます。
長谷川千種
(リハビリテーション心理学専攻 助手・学習センター副長)