6月24日(月)に理学療法学専攻の臨床実践活動報告会を開催しました.今年は大学近隣の病院に勤務している臨床3年目の先輩から来ていただきました.報告会を聴く対象は現在3年生,これから3週間の長期臨床実習を迎える学生たちです.実習では何もかも初めてのことばかり,患者さんや実習指導者の方々との関わり方,実習中の学習方法,実習の理想と現実…,先輩からの貴重な経験談は,学生にどの程度伝わったのでしょう?先輩の話は具体的な内容が盛りだくさんで,伝えたいことが多くありすぎて,学生は理解に苦労した部分もあったのでは?と思いますが,自分の近い将来像を考えるひとつのきっかけになったと思います.
言わずもがなですが,教員が話すことと先輩から聞くこと,同じ内容を説明しても,伝わりかた,受け止め方が違ってくると思います.学生とは「学びながら生きる」人の総称とすると,何をどこまで自分の学びとして受け止めるか,が大切になってきます.その根本は「想像力」です.今回の先輩からの貴重な経験談がこれからの自分にどう生かせるか?は,まさに今の自分を省みて,さらにこれからの自分をどう想像できるか,ということになるでしょう.今後の学生の伸びしろに期待しつつ,学生の学びが深まるよう,日々の指導や支援をさらに充実させたいと思います.
理学療法学専攻 粟生田