理学療法学専攻3年生 OSCE実施!

昨日、本学のA棟4階にて理学療法学専攻3年生を対象にOSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)が初めて実施されました。

 

OSCEは医師や医療者およびその学生の臨床能力を客観的に評価するために開発された評価方法です。日本では川崎医科大学が1994年に初めて導入しており,現在多くの医療系大学で行われています。このたび本学では11月にある3週間の臨床評価実習に向けての実施となりました。

簡単に内容を説明します。OSCEは評価者である教員,患者さん役であるSP(Simulated Patient:模擬患者),受験者の学生から成り立っています(※SPとは,ある疾患の患者さんの特徴を可能な限り模倣することができる方のことです。今回は外部の方に協力していただきました)。学生は区切られた部屋に入室し,与えられた課題(今回は評価)を10分の間にSPと1対1の状況で実際に行うという,とてもリアリティーのある試験です。試験中には先生の厳しい目も光ります!

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実際に行われたOSCEですが,当然学生はとても緊張していました。しかし普段目にしている姿と違い,課題の内容だけにとらわれずに,体調を気遣ったり,笑顔で接したりと,真摯にSPと向き合っている姿が見られました。

試験終了時には教員からはもちろん,SPさんからも適切な助言を受けます。今後実習に行くにあたり,足りない部分を知ることができる機会であり,学生にとってはとても良い経験になったのではないでしょうか。

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最後に3年生,本日は試験お疲れ様でした。SPの方々もご協力いただきありがとうございました。今回貴重な経験を得たことを忘れず,気を抜かずに,本番である11月の評価実習に向かって頑張っていくことに期待しています。

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理学療法学専攻助手 佐藤尚哉

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