佐藤厚先生の最終講義がありました。

令和3年3月8日(月)、本学言語聴覚学専攻講師の佐藤厚先生が退職されるにあたり、記念となる最終講義を行っていただきました。骨模型・・・。
 
まずは今回も恒例の、主催する学術委員会委員長の宮岡里美教授より、佐藤厚先生のご経歴などの紹介がありました。またしても、委員長とても“熱い”資料を準備してくださいました。2022ニンニン!
 
はじめに、「神経心理学とはどういう学問か?」「言語聴覚士と神経心理学の関係は?」というお話がありました。それから本日のテーマである『人間にとっての書字とは?』と講義は進んでいきました。高度に体系化された言語を使いこなすのは人間のみであり、コミュニケーションツールの中でも書字は最も高度な能力を必要とするものの一つということです。書字に関する研究の目的や、研究内容、研究のこれからについてをお話していただきました。そして最後に、『医療に必要なもの』として『臨床・教育・研究』が大切であり、患者様を良くするという義務・使命として業務に邁進する姿勢を持ちながら、色々なことに興味を持ち面白いと捉えることも大切であるとおっしゃっていました。
私たちの周りには興味を引くものであるれている❞ by 佐藤厚先生.
 
最後にゼミ生よりお花をお渡して講義は終了となりました。彼は春から大学院への進学が決まっています。佐藤先生のおっしゃった「感謝の気持ちを示すには教えてもらったことを引き継いでいくこと」を実践してくれると信じています。佐藤厚先生6年間大変お疲れ様でした。そして個人的には以前、佐藤ゼミのサポーターとして付かせていただいた経験から佐藤先生の学生に対する愛情や情熱、学生からの信頼と尊敬を直に体験させていただきました。「あつしゼミ」の勉強会や納涼会、国家試験の壮行会などに参加させていただいたことは良い思い出です。本当にありがとうございました。これから、臨床の現場に異動されると伺っております。これからの益々のご活躍とご健康お祈りさせていただきます。

PS.明日は令和2年度の卒業式が学内にて挙行されます。佐藤先生にとって最後の卒業生を送り出していただく日です。本日午後より教職員心を込めて準備させていただきます。まだ春は遠いと思っていましたが学内に春の兆しクロッカスが芽吹いていました。ですが桜はまだまだです・・・🌸
 

 

学術委員会 大滝陽子