陸上競技指導に参加しました!

 9月4日と6日の2日間,本学学生が,小学生に走り方やからだの使い方について指導しました.いつもは「学ぶ側」の学生が,「先生役」に挑戦です.

 以下,参加した学生の感想です.

 「小学生と普段接する機会がないので、今回の練習会は楽しく、有意義な時間でした。 
練習の中で、自分の持つイメージや技術を分かりやすく伝えるに苦戦しました。特に、走幅跳の助走などのやり易い方法や個人に合わせたアドバイスを、理解しやすく言葉にすることが大変でした。 
 短時間の練習でしたが、コミュニケーションをとる上で、いかに相手に分かりやすく伝えるかを実践的に学ぶことができました。」

 「今回の練習会では最近の小学生の運動不足を感じました。それと同時に、子どもたちが大会に参加することでスポーツの良さや楽しさを感じることができるいい機会になると思いました。」

 「私はいつも陸上をやる側ですが、この2日間は教える側の立場を経験させていただきました。やはり教える側はやる側のことも考えて練習を考えなければならないので大変でした。ですがその分とてもいい経験ができ、この練習会に参加して良かったなぁと思いました。」          

 「人前で話したり、陸上を教える機会はなかなかできることではないので、とてもよい経験ができたと思います。」
  

     

 人に何かを伝えたり,人と関わったりすることには,勇気が必要です.特に初めての環境で見知らぬ人とコミュニケーションを取ることに慣れている人は,はじめからいません.経験の積み重ねが必要です.

 一方で,今回のサポートは,現代の子どもたちのからだの動きを知る上でも重要な機会となりました.もっと遊んだり走ったり転んだり…様々な身体活動経験が大切です.

 そこで,本学では子どものからだについての調査を予定しています.これから地域の皆様からもご協力いただければ幸いです.

「評価OSCE」が行われました!

 913日(水)に,本学理学療法学専攻3年生が学内演習の「評価OSCE」を行いました.
OSCEは学内で臨床場面(病院のリハビリテーション室など)を想定し,健康な人が患者さん役となる模擬患者(SP)に対して,
実際に理学療法で行われる検査や測定を行うもので,臨床技能評価を目的に実施されています.

  

 

 今回は11月に臨床実習を控える3年生46名が参加しました.また,模擬患者として,大学近隣の臨床実習施設で勤務する理学療法士(PT8名の先生方から来ていただきました.学生たちは,現場のPTの先生方を患者さんとして検査・測定を行うため,皆,緊張の面持ちでした.
 また汗びっしょりになったり,会話が上手くつながらなかったり…,学生同士で練習している状況と全く異なる環境で,学生たちは多くのことを学びました.さらにSPの先生方から多くの励ましの言葉をいただき,今後の学習に繋げることになります.

   学生が臨床実習で緊張しないことはありません.初めての病院や施設,初めて会う患者さんや対象者の方々…コミュニケーションが上手く取れるだろうか…教科書では見たことはあるけど,現実の患者さんはこんなにもたいへんなんだ…いろんな思いを持って,学生は実習を行っています.

 学生は多くの病院・施設で実習させていただいております.もし,本学学生を見かけることがありましたら,温かく見守っていただき,また,励ましていただければ幸いです.今後も,地域の皆様と密接に関わる医療従事者を養成していきたいと思っております.
ご支援,ご協力をよろしく願いいたします.

高齢者の体力チェック事業に参加させていただきました!

626()にパルパーク神林で開催された地域高齢者体力チェックに,PT専攻学生がサポーターとして参加させていただきました.
高齢者の方々が,様々な用具を用いた「レク式体力チェック」に挑戦,学生は計測の補助を行いました.以下,その感想です.

         

今まで経験した計測補助では,参加してくださる高齢者の方が様々な動作を行い、自分はそれを計測するという方法でした。しかし、今回は高齢者同士が数人のグループを作りお互いに計測し合うという方法でした。そして、計測を始めていくと「違う、そういうやり方じゃない」「もう一度やらせてくれ」「○○さんもっと頑張って」とお互いに励まし合う言葉が聞こえてきました。笑顔でとても楽しそうに活動していた方もいらっしゃいました。
お互いに計測し合うことで「皆でやろう」という意識が強くなり、その結果、積極的に楽しく活動することが出来たのだと思います。
とても貴重な経験をさせてもらえたと思います。ありがとうございました。 

私は今回の高齢者事業に参加して、年を重ねていくことをマイナスに考えるのではなく、もっと元気でいたい、あるいは身体を動かしたいという気持ちが伝わってきたと感じました。それを見て私も、何かあったらいい方向に考えていきたいと思いました。

今回レクリエーション式体力テストということで、通常の体力テストより高齢者の方が楽しみながら参加していると感じました。このような活動は楽しくないと参加する方が減っていくと思うので、計測だけではなく最後に行われたゲームがとてもいいと思いました。将来このような場があれば、参加者を楽しませることを意識しなくてはいけないと思いました。 

体力テストの内容がレク式で、説明を受けている際になるほどな…と感心しました。いつでもできて継続する事が大切という事もあり、体力テストに使用する物やスペースの面で、家でも出来るものが多く、楽に継続できる工夫がされていました。

 また、自立するのも大切という事で、31組で行う点も工夫されていて勉強になりました。

地域の皆様に支えられて学生は成長しています.将来は皆さんを支える側になれるよう,たくさんの経験を積もうと奮闘している学生たちを,これからも暖かく見守っていただきたいと思います.

理学療法学専攻教員 粟生田博子