2016年9月25日(日)に,新潟県内で初めて「パラサッカー(障がい者サッカー)フェスティバル」が聖籠町で開催されました.本学理学療法学専攻の3・4年生8名が,障がいの有無に関わらずスポーツを楽しもう!と参加しました.以下,学生のコメントです.
・障害者スポーツのボランティアに参加し、実際にブラインドサッカーの体験をさせていただきました。目が見えない中でドリブルをすることはもちろん、歩くことも難しかったです。そんな中でも、ゴールを決めたり、ドリブルができたりすることができ、貴重な経験をさせていただきました。
・実際にブラインドサッカーをやってみて、見えない状態でサッカーをするのはとても難しかったです。しかし、体験ブースで沢山の方々が楽しんでいただいてとても嬉しく思いました。実際にコーラーという、選手にゴールの位地や角度、距離を伝えるポジションを体験しましたが、とても奥が深く、このスポーツについてもっと知りたいと思いました。とても良い経験となって良かったです。NIFAの皆さん、ありがとうございました。
・パラサッカーに参加してみて、初めて目隠しをしながらサッカーをしましたが、目が見えないという恐怖感を今回の体験を通して初めて感じることが出来ました。また、その状況下で声やサッカーの鈴の音だけを聞き、正確にボールに触れることの難しさを知りました。まだまだブラインドサッカーを知らない人も多いかと思いますが、ぜひ多くの人に知って体験してほしいです。
・とても楽しくサッカーが出来、貴重な経験となりました。もっといろんな人に知って欲しいし、体験して欲しいと思いました。自分からも広めていければと思います。
・視覚的情報が得られない状態で、周りの声や音を頼りに動くことは想像以上に困難でした。視覚に障害がある方が、普段の生活で道路や階段などを利用していることに、改めて驚きを感じました。今回の体験で、障害者スポーツに興味を持ち、関わってみたいと思いました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
・今回主にブラインドサッカーのボランティアとして参加させて頂いた。最初に自分たちが実際にアイマスをつけボールを扱う体験をした。音を頼りにボールを扱うことはとても難しく、恐怖心もあり視覚情報の大切さを実感した。参加者達は、アイマスをつけた状態が徐々に慣れ、次第にボールをキックする動作また、ドリブルする動作までいっていて楽しんでいるようでよかった。今回は、ブラインドサッカーのほんの触りの部分でしかなく、五対五でチーム戦で行うとなると、自分だけでなく味方相手を考えた中で競技しなければならない。選手を動かすコーチングする人の助けは大きいと考える。障害者だけでなく、健常者の方もブラインドサッカーを気軽に参加することで、目が見える・見えないなしに、一つのスポーツとして十分楽しめる内容だと思った。
・私は、今回のボランティアを通じて初めてブラインドサッカーを知りました。目が見えない状態で何かをすることに怖いイメージがありましたが、目が見える方とペアになって声掛けのもとに行われる競技だったので、安全に楽しく体験することが出来ました。また、この競技の認知度はまだ低いのが現状だと伺いました。ハンディキャップがあっても出来るスポーツがあることを、障害のある方だけでなく一般の方にも知って頂き、参加の幅が広がっていくことでブラインドサッカーのシーンが盛り上がっていって欲しいです。
リハビリテーションの現場に携わる者として,常に「障がいとは何か?」考えさせられます.これからも学生たちとともに,様々な活動を通じて「インクルーシブ」な社会を構築する一助となれば,と思っています,皆さんも,障がいの有無に関わらず,共に楽しむ地域の活動にぜひ協力してください.なお,このサッカーフェスティバルの記事は,2016年9月26日付新潟日報朝刊に掲載されています.