先日4月16日(土)、本学にて平成28年度最初の『特別講演』が学術委員会主催で行なわれました。講師は大竹孔三先生をお招きし、
テーマは『音楽療法 こころとこころの響きあい』でした。
大竹孔三先生の略歴を紹介させていただきますと・・・中京大学文学部心理学科卒業後、ニューヨーク大学大学院音楽療法学科にて修士号取得。修了後、ニューヨーク大学附属ノードフ・ロビンズ音楽療法センターにてディプロマコース修了。アメリカ音楽療法協会認定音楽療法士、ノードフ・ロビンズ認定音楽療法士。米国のがんセンターや高齢者デイケアにおいて音楽療法を実践、ハワイのNPO福祉団体Sounding Joy Music Therapyにおける実践を経て、2012年に同団体の日本支部Sounding Joy JAPANを設立。障がい児から認知症高齢者までを対象に音楽療法を実践されています。
当日は、学生会主催の新入生歓迎会の前に行ったこともあり100人以上の学生が参加しました。学生と大竹先生でブルースの即興をしたアイスブレークから全員で合唱した杉本隆一の「believe」まで、大竹先生と音楽療法の世界に引き込まれていったのではないかと思います。学生のアンケートにも「音楽療法についてわかりやすく楽しく知ることができた」とか「症例さんのビデオで音楽療法の効果を実感できた」などの感想が学生から出ました。私自身も自分を発奮させるときは音楽の力を借りることがありますが、患者さんが音楽療法を通して回復していく過程などを見ると音楽の持つ特別な力を感じずにはいられませんでした。大竹先生ありがとうございました。また大学にいらしてください。