入試広報課の宮下です。
3月9日(金)、文部科学省による『私立大学戦略的研究基盤形成事業(平成27年度~平成29年度)』の研究成果報告会、併せて『臨床総合実習指導者会議』が開催されました。
文部科学省、私立大学戦略的研究基盤形成事業は2015年初挑戦で採択されました。(7年間の募集期間中新潟県内採択は3件のみ)本学は『地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト』として本学のリハビリ3種(PT/OT/ST)・歯科医が連携し、地域の協力を得て研究を進める事が出来ました。
『食べる力をつける教室』にて、咬合・咀嚼力増強トレーニング・口腔ケア・呼吸トレーニング・舌筋力トレーニング・嚥下トレーニングなどを併せて実施しました。これは『食べる楽しみ』の再構築を可能とし、その楽しみを『生きる楽しみ』へと繋げる事が出来る研究であります。また『健康寿命の延伸』へと繋がる未来発展的な研究であったと言えます。併せて本学ブログでもご紹介しておりますが、『転倒予防教室』なども並行して行われました。このプロジェクトは適宜継続されていきます。本学は今後も超高齢化社会に向けて寄与できる取り組みを行っていきます。
報告会では首都大学東京の浅川先生による『リハビリテーション専門職による地域ての介護予防の実践「住民主体の介護予防」のための運動プログラムとは』の基調講演も行われ、介護予防により住民・地域がどう変わっていくのかなどのお話も頂きました。
また3年生を対象に行われた『臨床総合実習指導者会議』では、臨床実習先の先生方においで頂き、本学の指導内容を説明させて頂くとともに、学生自身も、事前に様々な質問や注意事項などを聴く事が出来る機会でした。学生は実際の現場で起きている事を傾聴し、真摯な姿勢で熱心にメモを取りながら話を聞いていました。また時には緊張を解す様に談笑をしている場面も見受けられリラックスした状態で今後の展望を描いていました。
この会議で学生自身が不安に思っていた事を解消をする事が出来たかと思います。
今後の臨床総合実習に向けて更に勉強に勤しんでもらいたいと思います。