パン作りで作業効果発見!

先日、学習センター主催の第1回目のワークショップが開催され見学させていただきました。テーマは『パン作りで作業効果発見!』講師は作業療法学専攻の田中義信先生。単にパン作りを通して作業療法(リハビリ)を行なうのではなく、低カロリー&低糖質とすることで食事制限が必要な患者さんにもと考えられた内容でした。作業療法としての視点からのパン作りは私にとっては『眼から鱗』の連続でした。身体に障害があっても調理が可能なように随所に工夫と思いやりのある内容でした。パンをこねる、フライパンの蓋をつまむなど気にも留めないような動作が麻痺が残る身体で行なうことは容易ではないということを改めて知りました。

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小麦粉の感触、水分を加え粘り気や抵抗が出た小麦粉の感触、その感触を手で直に感じることが既にリハビリでした。また蓋もダンボールにアルミ箔を貼り、つかみやすく火傷もしない工夫がされていました

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作業療法は「一石二鳥」ではダメ!とおっしゃる田中先生。「一石」が「三鳥」にも「四鳥」にもならないとダメだそうです。日常生活に戻るための「リハビリ」ですが「楽しく」「美味しく」「健康的に」ってことで「四鳥」はクリアーですね!

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学生の皆さんも初めて自分で作ったパンを笑顔で頬張っていましたセミナーの中で『つぶやきを聞き逃さない』というワードがありました。小さなきっかけが大きな変化を生むことがあるということ!肝に銘じます田中先生!パンを作る姿かっこよかったですありがとうございました。これから図書館からも色々発信していく予定です!負けないぞ~~~