図書館長ブログ 「人生に無駄なものはない!」

昨日は,図書館主催の「ヒューマン・ライブラリー」開館日でした.本学の教職員が「本」となって,ひとりの人として自らの経験を学生に話す…所謂,「学生」が直接「語りを聴く」という機会を通じて,学生に少しでも生きるヒントを得てもらえたら….

昨年から開始して2年目です.司書の方のやりくりで,ランチョン,デザートバイキングなどお金をかけずに(準備などに時間はちょっとかかるけど)でも楽しく!学生・教職員がほんのひとときを一緒に過ごす中で心温まれば,なお嬉しいです.

今まで「本」となってくださった方々(館長自身含め)なぜか?寄り道,脇道,立ち止まり,振り返り,行きつ戻りつ…現在に至る,というお話でした.もう一度なぜか?答えはわかりません.でもこれだけは共通していると思います.「人生に無駄なものはない!」

笑って楽しく聴けるお話もありますが,涙がついこぼれてしまうようなお話…実はそれこそが,今までを支えてくれた大切なことなのだと思います.

学生の皆さんは「何事もない」ことが良いことだと思っているかも知れませんが,それは与えられたことを何も考えずにやっている(やらされている)だけにすぎません.生きていれば喜怒哀楽,何でも起こります.何事もないように見せている人の姿の裏に,その人の厚みは隠れていると思います.そのためにも学生の皆さんにはSNSなどの薄っぺらな話に一喜一憂せず,人の話に耳を傾け,毎日ひとつひとつ積み重ねていく力を身につけてほしいと思います.

現実には毎日の講義や演習,4年生は目前に迫った国家試験…「あ,こんなコトしなければ良かった」と思うことも多々あるでしょうが,それは無駄ではありません.むしろ「しなければ良かった」と気づいたとしたら,「どうすれば良かったか?」までちょっと考えを広げてみてください.きっとそれが皆さんの新たな一歩につながります.

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図書館長ブログ「『サンタ・プロジェクト』にご協力いただけませんか?」

 

子どもの頃,お母さんやお父さんの膝の上に乗って,絵本を読んでもらった記憶はありませんか?寝る前に気に入ったお話の絵本を,何度も読み返してもらった事もあるでしょう.

 

また,今では大きくなった子どもに,そういえば昔…本を読んで!と,せがまれた記憶をお持ちの方もおられるかと思います.

 

絵本は,夢や希望を運んでくれるとてもステキなものです.

 

そんな「絵本」をプレゼントするという,病気や障がいのためになかなか外出できない子どもたちの世界を少しでも広げるために我々ができる小さなきっかけが,この「サンタ・プロジェクト」です.現在は新潟県内でも敬和学園大,新潟県立大を中心にプロジェクトの輪が広がっています.昨年度,本学でも30冊以上の善意が集まりました.

子どもの頃の思い出や夢を,見知らぬ子どもたちにも持ってもらいたい…もしそんな思いがありましたら,ご賛同いただければ幸いです.

 

皆様が選んだ絵本は,サンタ・プロジェクト有志の学生がサンタさんとなって届けます.今年度は村上総合病院小児科病棟・小児科外来,新潟県立村上特別支援学校,新潟県立東新潟特別支援学校にお届けする予定です.

 

1冊の共同購入でも構いません.複数冊,同じ本でも構いません.またインターネットで検索した本だけど…など情報だけでも構いません.TSUTAYAまで行く機会がないという方も,まずは本学図書館へお知らせください.

 

本学図書館は規模も小さく,情報量も少ない環境ですが,このプロジェクトは図書館から発信できる地域貢献のひとつとして,今後も継続したいと考えております.

多くの皆様からのご理解とご協力をいただけますよう,何卒よろしくお願い申し上げます.

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