本日3月16日(水)、本学にて平成27年度最後の『特別講演』が学術委員会主催にて行なわれました講師は山田晃広先生テーマは『トップアスリートをサポートするには』でした。山田晃広先生の略歴を紹介させていただきますと・・・スポーツトレーナー。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師国家資格取得後、Jリーグのトレーナーとして活動。2000年に単身スペインに渡り、実力のみで日本人として初めてのリーガエスパニョーラのチームトレーナーに就任。帰国後は、サッカー日本代表なでしこジャパンのMF澤穂希選手のパーソナルトレーナーとしてロンドンオリンピックに帯同。現在、株式会社 the STADIUM 代表取締役社長として、なでしこジャパンFW大野忍選手のパーソナルトレーナーを務めるほか、選手のマネージメント、後進の育成など第一線で活躍中
山田先生は新卒で早稲田大学サッカー部のトレーナーとなられたそうです。その年、なんと早稲田大学が総理大臣杯全国大学サッカートーナメントにおいて見事優勝されたそうですその成功体験こそが今に繋がっているとおっしゃっていました。トレーナとは監督・コーチ同様、選手以外でベンチに入ることが出来、同じ目線でゲームを見ることができ、同じ目標を目指すことが出来る存在・・・そしてなんとメダルもいただけるんだそうですロンドンオリンピックでなでしこジャパンが銀メダルを取った時の写真を見せていただきましたその後Jリーグのトレーナーを経てスペインに渡られます。始めはスペイン語が話せなかったためいつも辞書とスケッチブックを持ってコミュニケーションを取っていたそうです。(当時はiPhoneはなかったそうです)ですがそんな姿を選手が見ていてくれたそうです。言葉がわからなくても一緒に体を動かすことによって分かり合える。いつも誰よりも早く行き掃除をし、お金がなくて冷蔵庫が買えず選手に冷たい水を提供できないチームであっても出来ないことに不満を持つのではなく出来ることを考え自宅から氷を用意しスペシャルドリンクを作り、手に取りやすい場所に置いておく。そういう小さな努力と思いやりと大きな熱意があったからこそだと思いました。スペインリーグではアジア人で初のトレーナーになられたそうです。それは選手からの「彼が(山が)必要だ!チームに残してくれ!!」という言葉がトップに決断をさせたそうです
プロとは勝つための集団である!やりたいことがイコール勝つためのことではないかもしれない・・・結果が出るように仕向けることが大切であると。大切なことはコミュニケーションであり、コミュニケーションは目標達成のための手段であると。トップアスリートであればあるほど小手先のことは見抜く。子供であっても例外ではなく狙いでやったことは必ず見抜く。心から接することが大切であるとおっしゃっていて、それは教育の現場でもいえることと胸に刻みました。その日のテンションやコンディションをしっかり見極め試合や練習で結果を出せるように導くことが大切なことであると。これって医療のリハビリの現場でも一緒ですね子供であれ大人であれ褒められたいのは同じ褒めて導いて気づくことが大切だそうです。女性アスリートをサポートする上でのポイントでも気づきは大切なようで、髪型が変わった時、ネイルが変わった時などすぐに言葉に出して気づきを伝えるそうですよ(笑)先生はそういう歯の浮くようなことも平気でおっしゃれるんだそうですトップアスリートでなくても女性はみんな望んでいると思いますが・・・
最後に学長はじめ学術委員長その他委員会メンバーと記念写真を撮りましたその後ちょとお願いして、澤選手に同行した際のバロンドール授賞式でのメッシ選手やロナウド選手とのツーショット写真も見せていただきました。そして私事ですがお気に入り選手のネイマールの写真も山田晃広先生遠路新潟までおいでいただきありがとうございました
よ