SDGsへの取り組み|新潟リハビリテーション大学

地域スポーツ大会後の選手のコンディショニング

星野 浩通
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 講師

地域スポーツ大会後の選手のコンディショニング

これから超高齢化社会を迎えるにあたり、その人らしい生活を維持するためには、健康でいる期間をなるべく長くする必要があります。適切な運動は体の機能を高め、健康な状態を作り、発育し老化を遅くする働きがあります。

私たちの住む村上市では毎年、笹川流れ国際トライアスロン大会が開催されています。この大会には初心者からプロの選手まで幅広い方が参加します。またトライアスロンスポーツはスイム、バイク、ランの複合種目であり全身を酷使するスポーツです。その為、競技終了後にしっかりとしたコンディショニングを行わないと、足の痛みや腰の痛みなどの障害を障害を抱える可能性があり、健康な生活を送ることが困難になります。

私たちは地域の大学として約10年間この大会の係り、競技終了後の選手のコンディショニングを行ってきました。選手が疲労を残さず、次の日から日常の生活に戻り、楽しくスポーツを続けていくための支援です。またこの支援を通して、日頃から運動した後の体のコンディショニングの大切さも伝えていきたいと思います。

第二の故郷

私は新潟リハビリテーション専門学校の1期生として卒業し、地元の施設に理学療法士として就職しました。その後数年たって、本学園の専門学校に教員として着任し、大学院の修了を経て、現在は本学の教員を行っております。生まれ育った地元で生活したのが20年、その後、教員となり学生時代も加えると約25年間を村上の地で生きています。

住めば都といったもので、村上の歴史と伝統、自然に触れ、多くの出会いにも恵まれ幸せな人生を歩んできたと思います。今でも学生時代にアルバイト先で知り合った方からも声をかけていただきます。また多くの出会いにより、村上の鮭料理「三面の鮭御膳百選を味わい尽くす会」にも3回ほど参加させていただきました。鮭料理とてもおいしかったです。

こんな人情にあふれた村上で、これからも卒業生として大学の発展に尽力したいと思います。

星野 浩通|リハビリテーション学科 理学療法学専攻 講師

 

学位の取得年 博士(工学) 2012年(平成24年)
最終学歴 新潟大学 大学院自然科学研究科
所属学協会等 日本理学療法士協会

担当講義PICKUP

物理療法学

理学療法の中には、熱、光、音、電気や力のエネルギーを使用し身体の治療を行う技術として物理療法があります。これらのエネルギーは血液の循環を改善したり、皮膚や筋の線維を柔らかくしたり、痛みの改善に役立ったりと様々な身体的な効果を得ることができる技術になります。

現在では医療技術、工学技術の発展により日々新しい機器も増え、家庭でも使用できる物理療法的な機器も見かけるようになりました。物理療法機器から出るエネルギーは目で確認することは難しく、正しく使用すればよい効果が得られますが、誤った使用をすると逆に体を損傷するものになります。講義では機器を使用できるだけでなく、しっかりとエネルギーの特性を理解し、正しく使用できるように学修します。

関連リンク

理学療法学専攻(PT)

研究者情報

掲載日:2022年10月25日