SDGsへの取り組み|新潟リハビリテーション大学

介護予防ボランティア養成講座 in 関川村

長島 裕子
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 助教

介護予防ボランティア養成講座 in 関川村

2022年の関川村の高齢化率は44.5%であり、新潟県の高齢化率33.7%を大きく上回っています。高齢化社会の先をいく、関川村で2020年より介護予防事業に携わっています。様々な事業の中で、介護予防ボランティア養成講座においては今年度で3回目になりました。介護予防ボランティア養成講座では、「高齢者の健康やフレイルについて」「認知症・認知症予防について」の講義を受けていただき、知識を深めていただいています。また、ボランティアをする際に評価者となれるよう握力や片脚立位、10m歩行などの体力測定のやり方を学んでいただき、実際に測定していただいています。また、「健脚健脳うんどう日」で行っている運動を体験していただき、様々な事業で一緒に活動できるようにしています。介護予防ボランティア養成講座自体は、今年で5回目の開催となり、毎年、数名のボランティアを養成しています。そして、毎年ボランティアとして活動してくれる方が増えています。これはとてもうれしいことです。

現在、私自身、転倒予防教室など地域で行っている活動は多くありますが、介護予防ボランティア養成講座のようなボランティアできる人材を増やすという活動はとても大切だと感じています。今後、日本はさらに人口が減り、高齢化もますます進んでいきます。年をとり、誰かの助けが必要になった時、慣れ親しんだ地域で、お互い支え合える社会が構築できていれば、安心してそこで生活をすることができます。そのためには、こういった活動は不可欠だと思います。今後も地域で支え合える社会を目指して活動を続けていきたいと思います。

興味のある方は、ぜひ一緒に活動しましょう!お待ちしております。

将来の自分像は?

将来の自分像について考えたことはありますか?

「将来の自分像がイメージできない」

「将来の自分について聞かれてもうまく答えられない」

という人もいるかと思います。まだ大学にも進学していない、働き始めてもいないのに5年後、10年後の自分をイメージすることはなかなか難しいですよね。将来の自分像のイメージが明確だと、自分が今後進んでいくべき道がわかりやすくなるのは確かですが、イメージできなくても問題ありません。まずは「将来こんな人になりたい」、「こんな大人になりたい」といったイメージを探してみてください。そして、大学で多くの経験を積み、多くの人と関わりながら、将来の自分像を探してみてはいかがでしょうか。

長島 裕子|リハビリテーション学科 理学療法学専攻 助教

 

学位の取得年 修士(保健学) 2009年(平成21年)
最終学歴 新潟医療福祉大学大学院
所属学協会等 日本理学療法士協会、新潟県理学療法士会、理学療法科学会、新潟医療福祉学会、日本サルコペニア・フレイル学会

 

担当講義PICKUP

予防理学療法学

予防理学療法とは、国民がいつまでも「参加」し続けられるために、障がいを引き起こす恐れのある疾病や老年症候群の発症予防と再発予防を含む身体活動について研究する学問です。本授業では、予防理学療法として取り組める疾患等について講義して、その疾患・症状に対して有効とされる実践方法について理解します。

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理学療法学専攻(PT)

研究者情報

掲載日:2022年10月27日