『LIFE SHIFT』を読んでみて

この本は、その名の通り、今後の生き方をどう変えていくのかがテーマとなっています。何が正しいのか、これからどうすればいいのか、わからないことは多いですが、きっとそれは、自分だけはなく、みんなもそうなんだと思うことで少し気持ちが楽になるかもしれません。

この本の表紙には、下記のような生き方をしてはいけない!とあります。

①卒業後すぐに就職し、ずっと同じ会社で働こうとする。

②永続する企業を目標に起業し、すべてを仕事に捧げる。

③休日をレクリエーションにあてる。

これまでの時代は教育、仕事、退職後の期間という3ステージが当たり前となって来ましたが、これからはさまざまなステージが考えられます。教育を受け、仕事をしてからまた教育に戻る場合もありますし、自由な人生設計が可能になると言えるでしょう。特に、③が印象に残りましたが、休日をレクリエーションにあてるだけではなく、リ・クリエーション(再創造)として、今後のスキルアップに投資をする時間が必要になってくると筆者は述べています。

あーこれから常に努力しないといけないから、大変な時代になるなぁと思ってしまうかもしれません。さらには、これから寿命が延び、人生100歳時代に突入していきます。確かに大変な面があるかもしれませんが、それだけ自分で自由に進路を定めることができ、その決めた進路がそのまま正解になっていくことでしょう。

自分でクリエイトする未来はすぐそこに来ています。何事にも挑戦しやすい社会となるのであれば、再挑戦の機会も均等に与えてくれる社会になることを、ただただ願うばかりです。

この『LIFE SHIFT』、学習センターにも置いてあります。

(参考文献:LIFE SHIFT リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著)