新潟リハビリテーション大学
 
食べる力をつける教室Ⅱ期、もうすぐ残り半分です

食べる力をつける教室Ⅱ期、もうすぐ残り半分です

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今年度から開講した「食べる力をつける教室」。春~夏のⅠ期の教室に引き続き、現在実施している夏~秋のⅡ期の教室も、昨日(28日)で早くも4回分が終了し、残りあと6回となりました。このころになると、私もようやく参加者の顔と名前が一致するようになります。それにしても、皆さん年齢より随分と若く見え、かつ、向学心もあり、熱心にトレーニングに取り組んでくださいます。家庭でも教室で行った内容を、項目によっては1日3回実施して頂くようお願いしていますが、それもきっちりと実行してくださる方がほとんどです。

 「教室に来るとみんなといっしょにできて、家の中にいて一人でやるより楽しいわ!」「ここに来るのが楽しみ!」というような声も聞かれ、うれしい限りです。声を出す訓練もあるのですが、家ではなかなか大きな声を出せない、大きな声を出すと家族や近所の方にビックリされる、迷惑になる?ということもあるようです。しかし、教室では思い切り大きな声を出して頂いています。声を出す時に使う体の器官と嚥下する(飲み込む)時に使う体の器官がほぼいっしょなので、声を出す訓練も飲み込みのための有効なトレーニングになるのです。できるだけ長く発声したり、トレーニング的に意義のある「パ、タ、カ」の音を発声してもらったり… 教室の中のトレーニングでは、皆さんの発する声がどんどん大きくなっていって、それが良い意味で妙におかしく、思わず笑ってしまう場面もあります。このように、皆さんに、楽しんで一生懸命に取り組んで頂いています。