新潟リハビリテーション大学
 
PROGテストの結果解説会を実施しました

PROGテストの結果解説会を実施しました

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5月に医療学部リハビリテーション心理学専攻の学生の一部と大学院村上本校1年生を対象として行ったPROG(PROGRESS REPORT ON GENERIC SKILLS)テストの結果解説会を、85日に本学のサロン教室において実施しました(写真)。会には、受験した学生と専攻の教員、そして私(私が導入したものであるため)も参加しました。テストおよびテスト結果の返却から随分と日時が経ってからの解説会でしたが、時間割の関係上、この日しか日程がとれなかったという経緯があります。その85日は学部学生にとっては夏休み前の最後の授業日でした。

 さて、当日は、東京から専門の講師をお招きして指導いただきました。本テストは、これからの社会を生きていくために必須なジェネリックスキル(リテラシーとコンピテンシー)を測定するもので、本学大学院では2年前から導入していましたが、学部への導入は今年度が初めてで、かつ、対象はリハビリテーション心理学専攻のみとさせていただきました。このようなアセスメントテストの導入については、文科省が推奨していることもあり、本テストだけでも、すでに全国で250校以上の大学が導入しているとのことでした。

 リテラシーとは、知識を基に問題解決にあたる力で、知識の活用力や学び続ける力の素養をみるものであり、本テストでは、情報収集力、情報分析力、課題発見力、構想力、言語処理能力、非言語処理能力などが測定されました。コンピテンシーとは、経験から身に付いた行動特性で、どんな仕事にも移転可能な力の素養をみるもので、経済産業省が打ち出している社会人基礎力(考え抜く力、チームで働く力、前に踏み出す力)や文科省が提唱している学士力(汎用的技能、態度・志向性)に対応するものとして、本テストでは、対課題基礎力(課題発見力、計画立案力、実践力)、対人基礎力(親和力、協働力、統率力)、対自己基礎力(感情制御力、自信創出力、行動持続力)を中分類とした33項目の小分類要素が測定されました。

 解説会では本学学生のジェネリックスキルの傾向について説明を受けたのみならず、参加学生の簡単な個別・ペアワークを通じて、個々の学生が不足している力はもちろん、優れている力もさらに伸ばしていく方法について体得していきました。この一連のPROG (テストで自分の現状の強みと弱みを知り解説会やワークを通じてさらに伸ばしていく)をきっかけとして、学生それぞれが社会で活躍できる有能な人材となってくれるよう、これからも教職員一同、指導を続けていきたいと思います。