4月5日 平成30年度入学式を挙行いたしました

本日4月5日、村上市民ふれあいセンターにおいて、平成30年度入学式を挙行いたしました。同一法人である新潟看護医療専門学校村上校との合同入学式でした。

入学式の日は、ここ数年、素晴らしい晴天に恵まれています。今年度の入学式も、前後の日にちは雨の予報が続く中で、奇跡的に晴れの天気となりました。新入生の皆さんも、気持ちの良いスタートがきれたことと思います。

以下に、入学式の学長式辞を掲載いたします。

 

明るく暖かい春の陽ざしに誘われて、さまざまな命が生き生きと活動を始めています。若草の芽が伸び、桜の花も咲き始め、私たちの周りは春の彩りに満ちてきました。

この良き日に、新潟リハビリテーション大学医療学部、大学院、そして新潟看護医療専門学校村上校に入学された皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。同時に、これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられましたご家族や関係者の皆さまにお祝い申し上げます。

本学は、平成19年度に、大学院だけを持つ、新潟リハビリテーション大学院大学として設立されたのち、平成22年度に医療学部を増設して新潟リハビリテーション大学という現在の姿になりました。大学になった当初の医療学部はリハビリテーション学科の中に理学療法学専攻と言語聴覚学専攻のみを開設していましたが、その後、作業療法学専攻とリハビリテーション心理学専攻を設けるなど、学びの分野を広げてきました。

また、大学院修士課程でも、当初は、リハビリテーション研究科リハビリテーション医療学専攻の中に、摂食・嚥下障害コースと高次脳機能障害コースのみを開設していましたが、その後、運動機能科学コースと心の健康科学コースを立ち上げ、そして今年度から、言語聴覚士養成教育を高度化するため、言語聴覚障害コースを立ち上げ、全部で5つの履修コースとなりました。さらに、一昨年度からは、東京地区に社会人向けのサテライトキャンパスを設け、この3月にサテライトで初めての修了生を輩出いたしました。

今後も時代のニーズに応え、地域や社会に必要とされ、研究に裏打ちされた教育機関となるよう、さらなる改革や改編を進めて参ります。大学をとりまく地域社会や産業界との連携も強化しながら、魅力ある大学づくりを行っていきたいと考えております。

本学の位置する村上をはじめとする新潟県北地域は、豊かな自然と、長い歴史とともに受け継がれてきた 伝統と文化を兼ね備えた、情趣ある資源に満ち溢れています。本学は、南北に長い村上市の中で、南西の岩船地域に位置し、日本海や粟島が望める風光明媚な小高い場所にあります。

3年前には村上市をはじめ、近隣の関川村や粟島浦村と、また産業界とは地元の岩船商工業会様と包括連携協定を締結致しました。協定に基づいて、本学がこれまで積み上げてきた保健、医療、福祉および研究・技術開発などに関する活動実績を相互協力へと発展させ、地域に必要とされる大学であり続けるよう、努力を重ねています。学生教育においても、地域の自然環境や地場産業、温かい人々とのふれあいなどを活用させていただきながら、地域の課題解決に取り組み、地域の活性化に向けて活動を進めています。この地域に根差した学生教育の特色ある取り組みについては、昨年度、新潟県大学魅力向上支援事業に申請し採択されました。また、文部科学省の私立大学等改革総合支援事業においても、「教育の質的転換」及び「地域発展」の2つの分野で連続して選定されています。昨年度、新潟県内の私立大学等で、複数の分野で選定されたのは本学だけです。

今年度の入学生から、医療学部のカリキュラムや履修システムは大幅に変更いたしましたが、地域における活動については、基礎ゼミという新しい科目でも引き継がれています。人口減少社会の中で、本地域はさまざまな課題を抱えていますが、新入生の皆さんには、地域を活性化させるためのフレッシュなアイディアを大いに出して活動し、地域の一員としても活躍していただきたいと思います。

さて、本学は、その基本理念として「人の心の杖であれ」を掲げています。この理念に基づいて、本学では、崇高な倫理観や、優れた医療人としての厳格さと慈愛を併せ持ち、地域社会や国際社会に貢献できる人材を育成することを目的としています。大学での学びは、受け身の姿勢で知識を蓄積させるだけでは意味をなしません。自ら主体的・積極的に学ぶ姿勢を示し、知識や技術を用いて、いかに新しい考えを生み出したり発見したりするかが重要です。自分が学びたいと思うことを、自ら学んでいくことこそが、大学での学びの姿勢となります。

そのような自発的な学びの過程において大切なのは、かけがえのない仲間を作ることです。専攻や学年をこえて学修したり議論をしたりするゼミの仲間たち、サークル活動やアパート暮らしなどで生活を共にする仲間たちなど、多様な背景を持つ仲間とのコミュニケーションが、大学での学びを支える大きな役目を果たしてくれるはずです。自分の夢や目標がわからなくなったとき、迷ったとき、仲間たちはきっと、素晴らしいアドバイスをくれ、導いてくれることでしょう。

お互いの専門領域を超えて、互いに交流し合い、考えを共有したりぶつけあったりする場を通じて、本学の理念「人の心の杖であれ」を実現できる学生を育てていくこと、そして学生自らの目標を達成できるように導いていくのが、私たち教職員の使命です。そのため、授業においても、講義中心の教育から、対話型・課題解決型授業、アクティブラーニングへの転換を進めています。さらには、ボランティアや地域での活動、臨床実習など学外での体験型授業の拡大に努めています。

皆さんは今、これから始まる大学生活に期待する気持ちと、不安に思う気持ちが交錯していることでしょう。どうか、ひるまずに前へ進んでいってください。そして、これまでとは違うひと周り広い世界に目を向けてみてください。

最後になりましたが、入学された皆さんにとって、この貴重な4年間が実り多いものとなること、そして、ご臨席の皆様のご健勝をお祈りして、私からのお祝いと歓迎のことばとさせていただきます。

平成30年4月5日  新潟リハビリテーション大学長 山村千絵