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資格・就職

公認心理師(国家資格)

こころの健康を支える国家資格

心理学による対人支援職をめざす

本学の医療学部 リハビリテーション心理学専攻は公認心理師を養成する課程のうち、大学(学部)教育を担います。

公認心理師になるための教育は6年間が標準的です。

新潟リハビリテーション大学は大学院までの心理学教育を備えています。

公認心理師とは

公認心理師とは国家試験に合格後、「公認心理師」という名称で、保健医療、福祉、教育、産業、司法などの分野で専門知識と技術によってこころの健康を支援する専門職です。その役割は大きく以下のようなものです。

  1. 支援を要する人々の心理状態について心理テストなどを用いて分析や解釈をすること。
  2. 支援を要する人々に対して、面接やさまざまな活動を用いて相談や助言・指導、その他の援助をすること。
  3. 支援を要する人々の関係者(保護者、教師、その他専門職)に対する相談や助言・指導、その他の援助をすること。
  4. 心の健康に関する知識を社会に広めるための教育や情報の提供をすること。

こんな人々の支援をしたい…

どのような人々に対しても相手のこころに耳を傾けながら課題の解決を支援します
◆心の疾病を抱える人々 (医療機関を中心にチームで支援)
◆子どもたち (スクールカウンセラー・児童養護施設などで成長を支援)
◆高齢者 (認知症などを抱える本人と家族の支援)
◆働く人々 (企業や組織でよりよい仕事をするための支援)
◆子育て中の母親 (ママ・パパの子育てを支援)
◆犯罪の被害者・加害者 (被害者のこころのケアはもちろん、加害者の立ち直りを支援)
◆大災害の被害者 (突然の出来事・避難生活の支援)
◆生活に困窮する人々 (社会的弱者の支援)

カウンセラーという仕事に興味がある人へ

これからは「公認心理師」資格がカウンセラーをはじめとする、こころの支援をする専門職の基礎的な資格となります。国家資格の取得は、こころを支援する人間としてのライセンスでありパスポートです。

どんな勉強をするの?

公認心理師教育は、まず大学で25科目の心理学関連科目の単位を修得しなければなりません。
心理学基礎科目(6科目)、心理学発展科目(17科目)、実習演習科目(2科目)のカリキュラムをもっている大学への進学が必要です。
新潟リハビリテーション大学はこれらを備えています。
また、心理学発展科目のなかには「人体の構造と機能及び疾病」「精神科疾患とその治療」といった主に医学に関する科目が含まれています。
新潟リハビリテーション大学は医療系の大学としてこれらに必要なカリキュラムがとても充実しています。
文系に位置づけられる心理学系大学とは異なる大きな強みです。

理論科目のほかに実習科目もあるの?

公認心理師になるために、これまでの心理系大学のカリキュラムと大きく異なるのは実習科目が重要なことです。医療機関を中心とした現場実習が必要です。実習時間は大学で80時間以上、大学院では450時間以上と定められています。
新潟リハビリテーション大学・大学院の属する学校法人北都健勝学園では「新潟リハビリテーションクリニック」や「あらかわ病児保育センター」を運営していることは関連するでしょう。

こんな人に公認心理師を目指してほしい

①人間に向き合える人

相談者の話をじっくりと聞き、理解を示すことから相談者自身が自ら問題に向きあい、課題の出口に気づいてゆくことが心の支援の中心です。カウンセラーの意見ではなく、相談者の話に共感や要約を加えながら相談者自身の変化を援助します。
相手の立場になろうとすることや、他者を支援することを通して自らも新しい価値を見出してゆけるような人間性を育んでゆきましょう。

②自分自身の課題を管理できる人

自分自身がこころの問題で悩んだ経験を人のために役立てたいという場合はあります。豊かな共感性や感受性はこころの支援に不可欠です。
けれども、カウンセリングでは相談者の感情を引き受けなければなりません。その意味で、カウンセラー自身の精神的柔軟さや安定性は重要です。そして自分自身のこころの課題に出口をもっていることも大切です。
自分自身の管理、成長、変化を実践することが重要な学びです。

③読書や物語を通して人間の多様性を受け入れる人

他者の人生というものは自分との共通点はあっても別のものです。人にはそれぞれの価値観やそれに伴う行動がありますが、それらを実感することは容易ではありません。
それを助けてくれるのが小説や物語、演劇、映画などでしょう。心理学の理論だけでなく、人間の多様性を追体験できる読書などを好きになってください。
また、感じたことを言葉に直すこと、表現できることもとても大切で、読書は必須です。

④客観性や論理性を兼ね備える人

面接中の相談者の話は明確でないことのほうが多く、話が変わったり繰り返したり、曖昧なこともめずらしくありません。カウンセラーは相談者の言葉を受け止め、そのメッセージを見極めながら要点を相談者へ確認します。そのためには、相手の話しを客観的に聴き、論理的に整理することが求められます。
また、相談者や家族に対して事柄を説明する場面もあるでしょう。相手の状況に応じてわかりやすく伝えることが必要ですがなかなかむずかしいことです。けれども、そのための訓練は今日からでも意識できることです。
その意味では、こころの支援を目指すあなたは、すでに「支援者」であり、相談者のことを様々に思い描き何が自分にできるかを考える人間なのです。