朝日みどり小学校 体験学習

前日に積もった雪に太陽の日差しが反射して、眩しいくらいに晴れ上がった昨日は、同じ村上市内にある「朝日みどり小学校」3年生の生徒さんたちが、体験学習に訪れました。

今回は「耳の聞こえ」や「歩けない」「目が見えない」といった、高齢者になると多くの方が経験されることについて、聞こえ方を体験し、車イスに乗る、目隠しをして歩く・文字を書く等の体験を行いました。

アイマスクをした人は、ペアになった人が叩く手の音を頼りに、ポールの周りを回り、段差を転ばないように乗り越え、その先の机に用意されているメモ用紙に、自分の名前を書きます。転びそうになったり、方向が分からなくなったりと目が見えない人の不便さを体験しました。

また耳の聞こえの体験では、年齢を重なると高い音が聞こえにくくなるということを教えてもらい、高い音が聞き取れない人の音楽の聞こえ方や、どのくらいの周波数の音が聞き取れるか等の体験をし、みんな興味深々で話を聞いてました。お年寄りと話をするときは、急に話題を変えてしまうと話の内容が分からなくなるので、ゆっくりと話してあげましょう、とアドバイスがありました。

その他、大学の構内を車イスで回り、初めて乗る車イスに格闘している子もいました。

今回の体験学習を参考にし、今後福祉施設に見学に行くそうです。
高齢者が多く住むこの地区の子供たちが、お年寄りの方の気持ちを理解し、優しく接しているところを見られる日も近いかもしれません。そんな日を楽しみにしています。