認知症サポーター養成講座「認知症って何?」

6月3日土曜日の午後から一般市民の方を対象とした講座、「認知症サポーター養成講座~認知症って何?~」が開催されました。

この講座は新潟県作業療法士会 村上支部キャラバンメイトの皆さんのご協力のもと、本学で実施されました。
今回40名の方を募集していましたが、当日は50名以上の方にご参加いただき、用意した会場は満席でした!!
会場に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。

認知症を抱える人は年々増加傾向にあり、85歳以上の4人に1人は認知症であると言われています。認知症は誰でも何らかの形で関わることになるかもしれない脳の病気です。今回の講座は、身近に接する人が認知症になった時どう接すればいいのか、認知症を正しく理解した「認知症サポーター」を増やしていこう、といった目的で開催されました。 

講座の中では、本学の作業療法学専攻教員が認知症への理解を深めるための講話を行ないました。また新潟県作業療法士会村上支部キャラバンメイトの方達からは、認知症の人との接し方について、分かり易く面白い寸劇を披露していただき、参加者のみなさんは頷きながら、時には大きな声で笑いながら楽しんでいました。

   

また、認知症の人の気持ちになってみよう、ということで目をつぶって自分が認知症になった時のことを想像してみました。
最後には認知症予防の体操を教えていただき、参加者のみなさんには認知症への理解を深めながら、楽しんでいただけたと思います。

  

今回参加していただいた方からは、「他人事ではないと痛感しました」「大変参考になりました」「手探り状態でサポートしている中で少し気分が楽になりました」などといった感想をいただき、実際に認知症の人に関わっている方たちのお役に立てたのであれば幸いです。

この講座は、「認知症の理解について」「認知症サポーターとは」「認知症の人への接し方(寸劇)」「具体的な対応のまとめ」「認知症予防の体操」と2時間程度の講座でしたが、受講したみなさんには認知症サポーターの証、ブレスレット(オレンジリング)が配られました。
街でこのリングを身に付けている人を見かけたら、その人は認知症サポーターです!!

新潟リハビリテーション大学では地域の皆さんに向けた講座等をおこなっております。
開講については大学のホームページや市報、回覧等でお知らせしますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。