―いきいき県民カレッジ―『機織りに挑戦!』

 

本日、本学において「いきいき県民カレッジ」の講座のひとつで『機織り教室』が開催されました。
今回、第1回目を迎え村上在住の方10名の方にご参加いただきました。講座は作業療法学専攻の栗原先生・長谷川先生
藤本先生・永松先生の協力のもとに行われました。

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皆さんのお話を聞くと今回初めて『機織り』を体験する。という方がほとんどでした。
  脳機能において初めて行うことは、脳に学習作用をもたらし心身・身体機能向上にも繋がります。また細かな作業を行うことにより同様な効果が期待できます。体験内容は毛糸の色きめ・筬(あさ)という道具に毛糸を通すという作業を行いました。皆さん、毛糸を通す作業に初めは苦戦していましたが、先生方や学生スタッフの指導もあり、スムーズな作業に切り替わっていました。
今回の体験は9:30~11:30までということでしたが皆さん熱心に作業しており、時間を超えるほどの集中力に驚かされました。

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次回から毎週火曜日に『機織り』を行い、この教室は8月30日まで続きます。
作品完成が楽しみですね。
次回の開催は8月16日です。皆さんお楽しみに♪

 

本学が取組んでいる研究プロジェクトをご紹介します

本学では、文部科学省私立大学戦略的研究形成事業「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」として、以下の教室を開催しています。

~食べる力をつける教室~

今日(18日)は「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」の一環として「第1期食べる力をつける教室」を開催しました。
本学が取り組む研究プログラムを広く地域の皆様に知って頂き、より健康に対しての意識を持って頂きたいと考えています。

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今回第1回目を迎え村上地域在住の8名の方にご参加いただきました。初回は学長の山村千絵先生、言語聴覚学専攻の髙橋圭三先生、阿志賀大和先生、藤間紀明先生の協力のもと検査を行い、その内容は呼吸発声機能検査や咬合力、舌の力の検査などでした。皆さまは現在の年齢とは思えない長い発声持続時間や強い咬合力などで驚きの連続でした。

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次回から毎週水曜日にトレーニングを行い、この教室は7月20日まで続きます。飲み込む力、噛む力など向上させ健康寿命を延ばしていきましょう。

~転ばぬ筋力アップ教室~

また16日は本学において転倒予防を目的とした「転ばぬ筋力アップ教室」が開催されました。
「転ばぬ筋力アップ教室」は、平成23年より村上支部老人クラブ連合会と連携し、健康な高齢者を対象にした教室を実施しています。

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今回は11期を迎え44名の方にご参加頂きました。初回は理学療法学専攻の松林義人先生を中心に、在学生の協力のもと体力測定とアンケート記入を行いました。体力測定の内容は筋力測定・バランス検査・5m歩行時間などの計測が行われました。参加された皆様は熱心に計測を受け、結果を比べたり、在学生と会話したりと笑顔あふれる時間を過ごしていました。

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本日は気温も高く、真夏のような状況で行われていましたが、暑さにも負けず楽しく参加していました。参加者の気合いがすごく伝わり、見ている自分も汗をかくほどの熱気でした。ご参加頂いた皆様、「転ばぬ筋力アップ教室」に参加頂きありがとうございました。

次回から7月18日まで毎週月曜日に1時間のトレーニングがはじまります。3か月間通い続けて頂き、皆さんがますます健康になられることを祈っています。協力してくれた学生の皆さんもありがとうございました。勉強になりましたね。

特別講演会「音楽療法~こころとこころの響きあい~」

先日4月16日(土)、本学にて平成28年度最初の『特別講演』が学術委員会主催で行なわれました。講師は大竹孔三先生をお招きし、
テーマは『音楽療法 こころとこころの響きあい』でした。

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大竹孔三先生の略歴を紹介させていただきますと・・・中京大学文学部心理学科卒業後、ニューヨーク大学大学院音楽療法学科にて修士号取得。修了後、ニューヨーク大学附属ノードフ・ロビンズ音楽療法センターにてディプロマコース修了。アメリカ音楽療法協会認定音楽療法士、ノードフ・ロビンズ認定音楽療法士。米国のがんセンターや高齢者デイケアにおいて音楽療法を実践、ハワイのNPO福祉団体Sounding Joy Music Therapyにおける実践を経て、2012年に同団体の日本支部Sounding Joy JAPANを設立。障がい児から認知症高齢者までを対象に音楽療法を実践されています。

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当日は、学生会主催の新入生歓迎会の前に行ったこともあり100人以上の学生が参加しました。学生と大竹先生でブルースの即興をしたアイスブレークから全員で合唱した杉本隆一の「believe」まで、大竹先生と音楽療法の世界に引き込まれていったのではないかと思います。学生のアンケートにも「音楽療法についてわかりやすく楽しく知ることができた」とか「症例さんのビデオで音楽療法の効果を実感できた」などの感想が学生から出ました。私自身も自分を発奮させるときは音楽の力を借りることがありますが、患者さんが音楽療法を通して回復していく過程などを見ると音楽の持つ特別な力を感じずにはいられませんでした。大竹先生ありがとうございました。また大学にいらしてください。